AWC 観ながら書いてみた  永山


        
#356/568 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/02/06  20:37  ( 99)
観ながら書いてみた  永山
★内容
 WOWOWのドラマ「監査役野崎修平」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 京極頭取から食事に誘われ、応じた野崎はその席で、頭取が東銀座支店を訪問したこ
とや、木村ビルの件をぶつけてみるが、のらりくらりとはぐらかされる。
 東銀座支店の女支店長・立川は先日、頭取に「木村ビルの件には関わるな」と言わ
れ、追及をやめるつもりになっていたが、武田と食事を共にした際、逆張りでここまで
出世してきたんじゃないのか云々と焚きつけられ、気持ちを変える。あおぞら銀行では
全支店で貸付縮小と回収増を目標に掲げていたが、立川は貸付拡大の号令を出す。
 渡辺に代わって検査部の部長に就いたのは、関西の堺という男。野崎は堺を訪ね、業
務主任部に検査に入ってもらえないかと依頼する。二つ返事で引き受けた堺だが、野崎
から見ると癖の強い人物で、額面通りに受け取っていいものか一抹の不安が。すると案
の定、数日後に、野崎が上と衝突していることを耳にした堺は、調査を断って来た。手
詰まりになった野崎に対し、若手行員の坂本が任せてくださいと請け負う。彼は夜中に
本店に入り、西條のパソコンからデータをコピーしようとした。が、その現場を西條に
押さえられ、懲罰委員会にかけられることに。坂本をやめさせたくない野崎は、西條に
掛け合い、どうにかしようとするが、相手は野崎に「あなたが坂本に命令してやらせた
と証言すれば、坂本の解雇だけは勘弁してやる」と言ってきた。そんな証言をすれば、
野崎の監査役辞任は免れない。監査役を今放り出す訳に行かない野崎は、他の道を模索
する。自宅謹慎中の坂本と会った野崎は、西條のパソコンを見た限りではG1計画なる
ものについて調べていたようだと聞く。
 さらに、情報屋に転じた沖田から呼び出された野崎は、一度は縁を切ったはずの総会
屋の藤堂が再びあおぞら銀行と手を組んだとの話を聞かされるが、誰と組んだかまでは
明かされなかった。野崎は武田に会い、総会屋のことに心当たりはないかと聞くが、知
らんと一蹴される。また、野崎は、西條の上司である武田に、坂本の件で西條を抑えて
くれないかと頼む。武田は、ある条件を出す。それは――。
 木村ビルを担当していた安藤は、帰宅直前のタイミングで、見知らぬ男から声を掛け
られる。相手は安藤を知っており、安藤もじきに思い出した。数年前、大森支店長から
谷田興産の社長として紹介された谷田弘道だった。谷田は安藤に手土産を押し付ける
と、木村ビルについて余計なことは喋るなと警告を残す。安藤は家に帰るや、妻や子の
話も無視して、部屋に駆け込み、昔持ち帰った資料を漁ると、かつて大森から直々に紹
介されたことを示す谷田の名刺が出て来た。翌日、安藤は大森宅を訪問し、最初は歓迎
されるが、谷田興産や木村ビルことを話題にすると、「覚えてない」「知らない方がい
いこともある」と強い調子でシャットアウトされてしまう。
 武田の部下である西條は、京極の弱点を掴もうと調べる内に、かつて東銀座支店絡み
で動いたらしいG1計画という謎の言葉を見付ける。G1計画は頭取ら上層部数名のみ
が知る極秘プロジェクトではないかと当たりを付け、調べ始めた。
 安藤はあおぞら銀行本店を訪れ、野崎に会おうとする。が、受付でその旨を告げてい
るとき、専務の武田が現れ、「野崎は俺の指示で動いている。野崎への話は俺が聞く」
と言って、専務室に呼び込む。そしてあおぞら銀行復帰を餌に、持っている情報全てを
俺に渡せと持ち掛けた。
 ――このような経緯で、安藤の情報を得たい武田だが、実際に復帰の席を用意するつ
もりはない。そこで野崎に、安藤をあおぞら銀行に戻すことなく、全情報を差し出させ
たら、坂本の件は考えてやると条件を出した。野崎はすぐさま安藤をあおぞらローンに
訪ねる。安藤は見張られていることに怯えており、全てを野崎に話す気になれないでい
た。野崎は、「ウメさんに恥ずかしくないのか」との言葉を投げ掛けた。
 武田は、安藤が何を知っているのかについて、総会屋の藤堂から聞き出そうとする。
長い付き合いのあんた相手でも答えられないと言われたが、あおぞら銀行関連の部分だ
けでいいと粘り、藤堂から「バブル期に銀座一丁目界隈の地上げに関与し、その根っこ
は大物銀行家だった」との話を引き出した。これこそがG1計画だと察した武田は、藤
堂の命で谷田が安藤を脅していることに触れ、安藤の身柄は俺が預かると申し出た。
 安藤は木村ウメを病室に訪ね、銀行に復帰できそうだと知らせる。ウメはあんたの自
由にすればいいと言いつつも、銀行はあれから何か変わったのかと批判的な口調で問
う。答えられなかった安藤は、改めて野崎に会いに行き、手元にある木村ビル関連の資
料を全て渡すと同時に、G1計画の由来(銀座一丁目の略)も野崎に伝える。それから
武田専務に断りを入れに行った安藤は、武田から「おまえの家族はもう安全だ」と伝え
られ、感謝する。安藤が部屋を出て行くと、武田は「爆弾は野崎が握ったか」と悔しげ
に呟くのだった。
 坂本の懲罰委員会直前に、野崎は頭取に会う。京極は野崎を労い、懲罰委員会の動議
を止めさせようかと持ち掛けるが、野崎は監査役たる自分の主義に反するとして断る。
逆に野崎は、頭取が東銀座支店でかつて何をしようとしていたのかと質問をぶつける
が、京極は何ら認めず、不愉快だと野崎を追い出す。
 懲罰委員会が開かれ、坂本不在の場で、やり玉に挙げられる野崎だが、西條の追及に
も堂々と渡り合う。西條は、坂本を同席させての尋問を提案するが、野崎は坂本を守ろ
うと反対する。京極に責任を取れるのかと問われ、辞めることで責任を取ろうとした野
崎だったが、返事をする前に、坂本が会議室に飛び込んできた。野崎をかばう坂本だ
が、これすらも罰を軽くするための三文芝居だと決め付ける西條。西條は坂本の懲戒解
雇と野崎の監査役引責辞任を採決するよう提案する。坂本は不良債権飛ばしが行われて
いるのは事実だ、そのことをマスコミにばらしてもいいのかと捨て身の発言に出る。野
崎が坂本を止めたところで、武田が動く。野崎も坂本も不問でいいじゃないか、西條に
も監査役からの資料開示の求めを無視してきた落ち度があると演説をぶつ。結局、決を
採ることになり、頭取を除く二十二名が半々に分かれる。頭取の判断に任された。京極
は、監査役が任期中に辞められては世間体も悪いと理由を付け、野崎を給料一月分の三
パーセントを“自主返納”に処すことで決着。野崎は礼を述べるものの、不良債権飛ば
しとG1計画の全貌を突き止めることを宣言。京極はしっかりやりなさいと言葉を残し
出て行った。
 専務室に入った西條は、武田に、野崎を助けるような真似をした理由を問う。武田は
野崎ほどのコマを今潰すよりも、頭取と心中させるように持って行くのがいいだろうと
答えた。その後、武田は木村ビルに関する資料を段ボール箱一つに詰め込んで、直接監
査室に持って来ると、G1計画を洗い出し、頭取を追い落とせと命令口調で野崎に言
う。野崎は言われなくても調査はするが、その結果、誰の身体に影響が及ぶかは分から
ないと返した。武田専務が帰った直後、野崎の携帯電話が鳴る。電話の向こうの立川
は、「木村ビルが燃えている」と伝えてきた。
 ――長い粗筋はこんな感じ。ドラマ本編を見直しながら書いたので、自ずと長文にな
っております。

 前回に負けず劣らず力は入っているものの、熱量が若干劣っている気がして、わずか
ながらペースダウン。その代わり、状況がある程度整理されたのはよかった。G1計画
がウィークポイントらしき京極頭取を、武田専務が追い落としを測るも、武田の派閥も
不良債権飛ばしの弱点を抱える。そして窮地に追い込まれながらも、武田の思惑もあっ
て救われ、その上で両方に宣戦布告したのが野崎修平監査役。ただ、依然として、京極
の真意が見えて来ない。ここまで引っ張る価値が果たしてありやなしや? 全八回との
ことなので、半分まで来た。そろそろ、京極の狙いの一端だけでも明らかにしてもらい
たいもんです。
 あと、今回影が薄かったのが、女性支店長の立川。前回、武田から離れて野崎に接近
し、上を目指すみたいな流れだったのに、終盤で勢いが少し落ちたかなと思っていた
ら、今回は武田との共闘路線に戻ったらしく、アドバイスまで受けていた。キーマンの
一人には違いないんでしょうけど、このままでは目立つ脇役レベル。第四勢力的な存在
感を出して欲しいような。

 ではでは。





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