AWC 百の凶器 11   永山


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#1107/1158 ●連載    *** コメント #1106 ***
★タイトル (AZA     )  18/03/23  22:27  (262)
百の凶器 11   永山
★内容                                         18/04/10 19:48 修正 第2版
 村上に言われてからも、沼田はしばらく口を開かないでいた。改めて、「言いにくい
ことでも、かまわないのよ。今は吐き出すための時間だから」と村上がフォローしたと
ころ、沼田は面を意識的に起こした。意を決した風に見えた。
「昨日辺りから気になっていた。戸井田君と犬養さんて、意外なくらいに親しいんだな
って」
 彼女の視線の先では、戸井田と犬養が並んで座っていた。
 急に名指しで話題に上げられた二人は、傍目にも分かるくらいきょとんとしている。
演技だとしたら、やり過ぎなほど。次の瞬間には、言われたことを理解したのか、椅子
を動かして少し距離を取る。
「それが何か」
 戸井田が固い声で聞き返す。沼田はすぐに答えなかった。決意の表情とは裏腹に、ま
だ言い淀んでいるようだ。その合間を埋めるように、真瀬が口を挟んだ。
「そう言や、蝋の痕が点々と続いていたっけ。1番と6番コテージ」
「どういうこと?」
 聞き咎めたのは村上。返答の前に続ける。
「夜、どちらかがどちらかを訪ねたのね」
「――はあ。自分の方が」
 真瀬の方をじろっと見てから、戸井田は認めた。
「いつからなの」
「は?」
「いつから親しい関係になったのかと聞いているの」
「そ、それ、今、言わなきゃいけないこと?」
 質問攻勢に、戸井田は必死に防御する。犬養は好対照なまでに静かなままだ。身体の
向きを斜めにし、話題を避けようとしているのは明白だが、澄ました顔つきが度胸の据
わり具合を示していた。
「普通なら聞かないわ。今だからこそよ。あなた達が付き合っているのなら、ちょっと
考え直さなきゃいけないことが出て来そうだから」
 村上のこの言葉で、沼田も最後の踏ん切りが付いたようだった。犬養に向けて、やや
刺々しい口吻で尋ねる。
「この合宿に来て、事件が起きたあとに仲がよくなったんじゃないよね? 前からじゃ
ないの?」
「――だったら何だと言うんですか」
 犬養は案外、落ち着いた返事をした。ただそれは冷静であると言うよりも、疲労から
来るもののように映った。
「あなたと戸井田君が以前からそういう仲だったのなら、アリバイを崩せる余地が出て
来るわ」
 言いたいことのポイントが明らかになった。橋部がすかさず口を挟む。
「アリバイって、二日目午後のか。共犯だとしたら、何ができる?」
 その問い掛けに被せるようにして、戸井田が「共犯なんて冗談じゃない!」と叫ぶ。
犬養の方も、短く歯軋りの音がしたようだが、喚くのはみっともないと心得ているの
か、まだ反論や否定の狼煙は上げない。
「まあまあ、戸井田君も落ち着いて。今は思っていることを吐き出して、言い合う場
よ。言ってみれば、仮説なんだから。沼田さんの話を最後まで聞いて、それから。ね
?」
 村上が宥め役に回ると戸井田は一応、矛を収めた。発言者の沼田は、戸井田から柿原
へと視線を移動させた。その目付きに冷たいものを感じた気がして、柿原はわずかに身
震いした。
「犬養さんのアリバイを証言しているのは、君」
「ええ。村上さんに言われて呼びに行って、コテージの外から声を掛けたら、返事があ
りました」
「姿は見ていない?」
「もちろんです。ドアは開けてないし、窓の側にも回りませんでしたし」
 明朗に答える柿原を前に、沼田は得心した風に首を縦に振った。
「そうよね。姿を見ていないのがポイントだと思う」
「もしかして」
 橋部が口を挟む。皆まで言わぬ内に、沼田はまた首を縦に振る。
「そうです、声だけ出せればいいんです。スピーカーになる物を用意して、1番コテー
ジのドアに向けて設置。離れた場所から、例えば9番コテージから本人が喋って音声を
飛ばす。もちろん、訪ねてきた相手の声を拾わねばならないので、マイクも必要」
「そんな仕掛けというか機械なんて、私には知識がないし、物理的にも持ち運べません
でしたわ。とても用意できませんけれども?」
 犬養が初めて反論した。だが、彼女自身、沼田の言いたいことは分かっている様子
だ。戸井田の方を一瞥し、また沼田を見た。
「代わりに戸井田さんが仕掛けを用意してくれた、と先輩は言うんですわね?」
「そうよ。戸井田君なら機械に強いし、車で来たから、機械類を運び込むことも可能」
 戸井田が口を開き掛けたが、橋部が手で制した。
「言いたいことは分かった。客観的な疑問だが、実際にそんな細工をしたなら、機械が
どこかに残っているはずだが、見当たらないな。そんな機械が持ち込まれたんなら、つ
いさっき、コテージを調べたときに、何か見付かっていていいはずだ」
「大きさは分かりません。紙みたいに薄いスピーカーもあるくらいだから、どうとでも
なるのでは」
 沼田の受け答えを聞く限り、冷静さを失ってはいないらしい。
「なるほど。では、別の角度から聞くとしよう。仮に沼田さんの言うようなトリックを
用意していたとして、犯人はどんなタイミングで使うんだろう?」
「使うタイミング、ですか?」
 質問の意図が飲み込めない。そんな風に首を傾げ、口元を歪めた沼田。
「柿原が呼びに行くことを、犬養さんが前もって想定できていたかって意味さ」
「それは、誰が来るかは分からないでしょうけど、誰かが呼びに来るのを待ち構えて…
…」
「呼びに来るかどうかすら、確定事項じゃあない」
 鋭い口調の否定に沼田は明らかに怯んだ。だが、自説を簡単には引っ込めない。
「いえ、100パーセントでなくてもいいんです。可能性はそれなりに高いはず」
「呼びに来た奴が、コテージの中を覗いたら? 無人だとばれてしまわないか」
「覗けないように窓を閉めて、カーテンを引いておけばいいんです。実際、どうなって
いたかの確認はもう無理でしょうけど」
「じゃあ、呼びに来た奴がドアの前にずっと張り付いていたら? 一緒に行きましょう
って」
「そんなことはあり得ません。小津君も呼びに行かなきゃいけないんだから」
 この応答に対し、橋部は頬を緩めて首を振った。
「いやいや。そいつは結果論だ。あのとき、もしも村上さんが、柿原に犬養さんを呼び
に行かせ、別のもう一人に小津を呼びに行かせたとしたら?」
「っ……」
 言葉に詰まった沼田。確かに、1番と9番別々に人が呼びに行き、なおかつ、その人
物がずっと待ったとしたら、彼女の推理は成り立たない。犬養が1番コテージ内にいな
いことがばれてしまうだろう。
「他にも欠点はある。君の説だと、犯人は9番コテージからメインハウスに向かう訳だ
が、呼びに来るタイミングによっては、そいつと犯人とが鉢合わせだ。そうなっちまっ
たら、犯人に言い逃れはできない」
「……分かりました。納得しました」
 いつの間にか俯いていた沼田は面を起こし、絞り出すような声で言った。それから戸
井田と犬養のそばまで行き、「ごめんなさい。私が間違っていた」と頭を下げた。その
まま膝を折って、土下座までしようとすると、犬養が急いで手を差し伸べた。
「もういいですわ。先輩が躍起になっていたのは、端から見ていても分かりましたか
ら。小津部長が亡くなって、一番悲しんでる」
 犬養は戸井田へと振り向き、「かまいませんわね、戸井田さん?」と、この場にはふ
さわしくない、でも犬養のようなキャラクターでこそ許されるであろう笑顔で聞いた。
「あ、ああ。自分は実行犯と言われた訳じゃなし」
 戸井田は妙な空気に耐えられないとばかり、妙な理屈を付加しつつ、沼田の謝罪を受
け入れた。

「こう重苦しいと、次の奴が声を上げにくいだろうから」
 前置きをしつつ、肩の高さで挙手したのは橋部。
「村上さん、次は俺で」
「目算ありと先程言われた話ですか? それはそれで重苦しくなるのでは」
 警戒する村上に対し、橋部は首を左右に振った。
「いや、それじゃない。関係ないかもしれないが、とにかく軽めの疑問。だから、安心
してくれ」
「……分かりました。どうぞ」
 進行役に承知させると、橋部は真瀬をちょんと指差し、「左の手のひらをよく見せて
くれないか」と求めた。
「またウルシかぶれですか。もう無関係だと分かったでしょう」
 嫌がる口ぶりの真瀬ではあったが、席を立つと、左手を前に出してきた。テーブルに
手の甲を着ける形で腕を寝かせ、手を開く。そこにはまだ例の腫れが残っていた。
「参考になる資料がないので断定はしないが、これはウルシじゃなくて、虫刺されじゃ
ないか?」
 橋部の問い掛けに、真瀬は若干、顔を前に突き出した。
「え? 虫に刺されたなんて、記憶にない。というか、こんなに細長い痕になる虫刺さ
れって、その昆虫はどんな口をしてるんですか?」
「虫刺されってのは言葉の綾で、これ、ムカデの類と思うぞ。前に見たとき、気になっ
たことがあってな――ほら、二つの赤い点になっているとこがあるだろ、これ、噛まれ
た痕じゃないかな」
 橋部が爪先で示した先には、小さな赤い点が二つ、並んでいた。あれがムカデの口だ
としたら、そこそこ大きなサイズだろう。
「ええ? それこそ全く覚えがない。手にムカデだなんて、絶対に気付くって」
「確かに、ムカデに刺されると激痛が走るから普通は気付くとされる。が、寝ていたな
ら分からんぞ。特に、手や足がしばくら身体の下になって痺れた状態のときなら」
 橋部の強い口調に、真瀬は「まあ、それならそうだったんでしょう」と認めた。
「でも、だからって何だと言うんです?」
「大した意味はない。関さんのコテージに、ウルシによるトラップが仕掛けられていた
なら、逆に無実の証明になったのに、惜しいことをしたなと思っただけだ」
 橋部のその話を聞いて、柿原は黙っていられなくなり、つい口を挟んだ。
「その理屈はおかしいですよ。ウルシに触れても、かぶれない体質っていうだけで、無
実の証明にはなりません」
「――そうだな。間違えた」
 柿原と橋部のやり取りを聞いていた真瀬は、気疲れを起こしたか、背もたれに思い切
り体重を預けるような座り方をした。どす、と重たい音がした。
「他には?」
 村上の声にも、どことなく脱力したものがある。このまま終わってもおかしくない雰
囲気だが、橋部に本命の仮説が残っているようだから、そうも行かない。
 空気を打破するように手を挙げたのは、犬養だった。
「真っ先にお断りしておきますと、意趣返しをするつもりはありません」
 沼田を一瞥してから、彼女は気怠そうに続けた。実際、疲れているのは傍目にも明ら
かである。いつも入念に行う肌の手入れが今日は不充分なのか、角度によっては目の下
に黒っぽい影が認められた。
「これまでの事件でアリバイがある人を数えてみました。細かな再検証は煩雑になるの
でよしておきますが、時間的なアリバイは村上先輩に湯沢さん。空間的なアリバイは
私。使ったマッチ棒の数という、いわば物理的なアリバイは真瀬君。他に、戸井田先輩
も写真を撮っていたアリバイが認められる余地があると信じますが、私が言うのも何で
すし、機械に細工をすればごまかせるのかもしれませんので、ここでは認定しないもの
とします」
 そう言われた戸井田は、複雑な表情をなした。素直に喜んでいないことだけは確か
だ。
 犬養はそんな戸井田の様子に気付いているのかいないのか、先を続ける。やや芝居っ
気のある動作で、左手を開いて五本指を立てると、順に折り曲げていった。
「亡くなったのが二人で、アリバイ成立が四人。残りは四人――橋部さん、沼田さん、
戸井田さん、柿原君。この中のどなたかが犯人である可能性が高いと思われます」
「犯人がいる、と断定しないのかい?」
 橋部が興味深げに聞いた。犬養は充分意識的に言葉を選んでいたと見え、すぐに答を
返した。
「しませんわ。容疑者を取り除く条件がほんとに正しいのか、絶対の自信はありません
もの。思いも寄らないアリバイトリックや殺害方法があるのかもしれません。それに、
ここからさらに絞り込もうとしても、私には無理でした。関さんが亡くなったあとの、
皆さんのマッチ棒の数を頼りに考えるなら、一、二本しか使っていない沼田・戸井田の
両先輩には難しく、五本減っている橋部先輩が一番怪しい。でも、部長の右足を見付け
た過程を聞くと、五本くらい使うのも当然のように思えてきます。一応の注釈付きです
けれど一緒にいた方々の証言もありますし。それならば、残る一人、三本使用の柿原君
を俎上に載せてみましたが……真瀬君と一緒に火を起こしているのですから、火起こし
に使った分は誤魔化しが利かないでしょう。実質、私的に使えたのは二本。これでは二
本減っていた戸井田先輩と同じ条件です。犯行は難しいとせざるを得ません」
「――要するに?」
 言葉が途切れるのを待って、村上が確認する風に聞いた。
「要するに……マッチ棒の数からの犯人特定は無理です」
 犬養は、今度は言い切った。長口上に疲れたのか、ふーっと強めに息を吐いて、締め
括りに掛かる。
「別にぐだぐだな推理を披露したかったのではありません。マッチ棒を根拠にした絞り
込みは無駄だということを、共通認識として皆さん持っていらっしゃるのか、明白にし
ておきたいと思ったまでですの」
「まあ、はっきりとは認識していなかったとしても、ぼんやりと勘付いていたと思う
ぞ」
 橋部が言った。どことなく、苦笑いを浮かべているようだ。
「俺達は推理研だ。推理物が好きな人種のさがとして、程度の差はあっても、犯人を特
定しようと考えを巡らせたはず。で、当然、マッチの数に着目しただろう。そして、ど
うやっても特定できないと感じたんじゃないか」
 その言葉に、柿原は内心で何度も頷いていた。恐らく他の人も同じ気持ちに違いな
い、犯人を除いて――と思った。

「私も、一つ気になっていることがあります」
 湯沢から声が上がったことに、柿原は驚いた。思わず、椅子から腰を浮かせたくらい
だ。不用意な呟きで真瀬を怒らせてしまってまだ間がないのに、ここで新たに意見を述
べる勇気?を彼女が持っているとは、想像していなかった。
「事件に関係あるかどうか分かりませんが、いいですか」
「あなたが関係あるかもしれないと考えるなら、全くかまわない」
 村上に促され、湯沢は一層、意を強くしたようだ。
「ずっと不思議に感じていたんです。先輩方は皆さん、このキャンプ場は初めてじゃな
いんですよね?」
「まあ、そうなるな」
 橋部が言った。
「二年生全員を対象とするなら、前の春、参加できなかった奴もいるが、そういった二
年の部員で、今回初参加って奴はいない。俺も無論、複数回来ている」
「でしたら、明かりの不便さは充分に承知していたはずです。全く対策を立てずに、ま
たここに来られたんでしょうか?」
「なるほどな。尤もな疑問だ」
 橋部はそう言うと、二年生をざっと見渡してから、また口を開いた。
「湯沢さんが言いたいのは、明かりがなくて不便だと経験済みなら、二回目からは、何
らかの明かりを持参するものじゃないかってことだよな」
「はい、そうなります」
「俺に限って言えば、何にも準備してこなかった。基本、こういう場所に来るときは、
不便さを楽しむもんだと思ってる」
 彼の返事のあとを次ぎ、今度は村上が答える。
「私もほぼ同じ考えだけれど、加えて、懐中電灯用に乾電池を買ってくると聞いていた
ので、いざというときもそれがあるなら大丈夫と思っていたわ。それよりも湯沢さん。
あなたは、二年生以上が怪しいと言いたいの?」
「いえっ、違います」
 そう受け取られるとは想像していなかったとでも言いたげに、右の手のひらと首を左
右に強く振る。
「どなたか一人くらい、明かりを自前で用意されたのなら、早い時点で話してると思う
んです。それを言わないのは、どなたも用意していないか、最初から犯行を計画してい
たか。発端となった小津さんの件は、偶発的な色彩がとても濃いと感じます。ですか
ら、前もって計画して密かに明かりを持って来るというのはないはずです」
「そうね。充電器のときの理屈と同じになる。なのに、敢えて今、こんなことを言い出
した理由は何かしら」
「村上先輩の考え方に、私も同じだったんですが、少し前に、柿原君がDVDを借りて
いたと言ったのを聞いて、本当にこの理屈を信じていいのだろうかとちょっと確かめた
くなったんです」
「え?」
 全く予想していないところで名前を出され、焦りの声をこぼした柿原。
「僕が橋部先輩からDVDを借りてたことが、何かおかしいかな」
「おかしいっていうほどじゃないかもしれない。でも、気になったから。どうしてこの
場で返すんだろうって」
「観終わったのを返すのは、早い方がいいと思って」
「いつ観たの?」
 その質問を受けた瞬間、柿原は湯沢の疑問の根っこが何なのか、理解した。恐らく―
―今、キャンプ場でDVDソフトを再生できる機械を持っているのは、柿原だけ。で
も、バッテリーの残量から考えて、DVDをここで視聴したとは考えにくい。そうなる
と、合宿前から視聴済みだったことになる。ならばわざわざ持って来なくても、もっと
前の段階で返却できるはず。実際はそうなっていないのだから、何らかの裏事情がある
のでは。たとえば、密かに電源を確保できるような何かが――湯沢はそこまで考えたに
違いない。
「凄いよ、湯沢さん。まさかそういう推理をされるとは全然、想像すらできなかった」
「じゃあ、やっぱり、橋部さんが持って来た明かりの電源を借りて、DVDを観た?」
 少し悲しそうな目で問われ、柿原は急いで否定に走る。深刻にならないよう、努めて
軽い調子で。
「違う違う。推理の着眼点は凄くても、残念ながら外れ。橋部さん、DVDのことを言
ってもいいですよね?」
「しょうがない。DVDのことだけじゃなく、俺と柿原が二人で何を話していたかも全
部言わないと、説明が付かんな、これは」
 年長者の橋部は、威厳がなくなることを心配してか、情けない微苦笑と大げさなため
息をダブルでやってから、事の次第を話し始めた。

――続く

※行数の上限にまだ余裕があることもあり、追記するかもしれません。あしからず。




元文書 #1106 百の凶器 10   永山   (追記あり)
 続き #1108 百の凶器 12   永山
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