AWC 斑尾マンション殺人事件 1 


        
#1068/1117 ●連載
★タイトル (sab     )  17/03/18  18:08  (278)
斑尾マンション殺人事件 1 
★内容



●1

 震災から10日以上経った或る晩の事だった。
 高橋明子(26歳)は、飯山市内のアパートで、一人寂しく炬燵に丸まってテレ
ビを見ていた。
 リモコンでチャンネルをかちゃかちゃ変えてみる。
 画面には、3号機建屋爆発の瞬間とか、自衛隊ヘリの放水とか、むき出しの使用
済燃料プールなどが映し出された。
 ここ10日間、こんなのばかり見せられていて滅入る、と明子は思った。見たと
ころでどうにかなる訳でもないし、どっかで娯楽番組でもやってないだろうか。そ
う思ってチャンネルを変えても、テレビショッピング以外は全部震災関係の番組だ
った。
 しょうがないから映像の少なそうな解説番組を選んで、リモコンを炬燵の上に置
いた。
「地震酔いで嘔吐する人がいるんですよ」とテレビの中で言っていた。
「それは地震の時の恐怖を思い出して吐き気がする、という事ですか?」
「いやー、実際に揺れている時に酔うんですよ。船酔いみたいに」
「そんなに長時間、揺れが続くという事はあるんでしょうか」
「余震が頻発している地域では、そういう症状を訴える人も多いという事です」
 そんなのあり得ねー、と明子は呟いた。
 次の瞬間、ぐらっと来た。
「地震です」とテレビのアナ。「ただ今地震がありました。このスタジオでも揺れ
を感じました。各地の震度は、詳しい情報が入り次第お伝えします。えー、各地の
震度はー、長野県北部が震度5の強震、新潟県南部が震度5弱の強震、石川県の北
東部が震度3の弱震。震源が海底の場合には津波の心配もあります。えー、ただ今
長野県北部を中心に地震がありました。
 いやー、大きかったですねぇ」
 画面の下に出ている震度の数値を見ていたら、何故かゲップが出た。
 電灯の紐を見上げると、まだ揺れている。
 今の揺れで3号機の燃料プールがとうとう壊れてしまったんじゃないか、と明子
は思った。
 燃料プールを映していたチャンネルに変えてみる。さっきと同じ昼間の映像が流
れていた。
 今の様子は分からないのかも知れない、と思った。夜は真っ暗で見えないに違い
ない。明日の朝まで分からないのか。
 ネットだ。
 明子は炬燵の上のPCを広げるとスリープ状態から再開して、「福島原発 現
在」でググってみた。
 しかし何か重大な変化が起こったという情報は何処にも無かった。
 何でもなかったのかなぁー。思いつつディスプレイをぼーっと見る。
 右側の広告スペースに、ビートルズのCDやら書籍がべたべたと表示されていた。
 これは今日の昼休み、『ビートルズ殺人事件』というHPを見ていたからだろう、
と明子は思った。それは職場のパート社員が作ったページなのだが、それを見た時
にアマゾンやら楽天も開いたので、家に帰って来ても表示されるのだろう。
 その続きでも見てみようか。これ以上原発関係のニュースを追っかけてもブルー
になるだけだし、何が出来る訳でもないんだから。
 そう思って明子はそのページを表示してみた。
 黒の背景に黄緑の大きい文字で『ビートルズ殺人事件 byジョン・レノン』と
表示されている。
「おっ」明子は炬燵の布団を引き寄せると、マウスのローラーを転がしながら何気
に読み出した。


●2

『ビートルズ殺人事件 byジョン・レノン』

 今日は1967年6月3日だ。
『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』が発売されたのは一昨日だと思うのだ
が、ハッキリと思い出せない。
 今僕は、ロールスロイスを運転中だ。
 隣にはジョージが座っている。彼に何か話したい事があったのだがそれも思い出
せない。
 車の中からロンドンの空を見ると、どんよりとしている。これは、ロールスロイ
スのフロントグラスの上の方がサングラスみたいに色が入っているからだろう。
 いやー、やっぱり世界全体がこんなにぼやけちゃったのは、あの歯医者にLSD
を盛られてからだ。
 あの時はジョージも一緒だった。彼の妻のパティも、僕の妻も。
 パティが怒っている、とジョージが言っていた。「いくらビートルズの妻だから
って乱交パーティーなんてやりたくない。家庭はサンクチュアリなんだから」とか
なんとか。
 そりゃあそうだな。謝らないと、と思って助手席を見たら知らない男が座ってい
た。
 誰だ、この髭面のインド人は。
 一瞬ぎょっとしたがよく見るジョージだった。
「おいおい。何時から髭なんて生やしているんだ」と僕は言った。
「何言ってんだ、ジョン。自分だって生やしているじゃないか」
「何だって」僕は慌ててルームミラーを自分に向けた。本当だ。髭を蓄えている。
「おい、ジョン、運転中は前を見ていてくれよ。ポールみたいになりたくないだろ
う」
「ああ、そうだな。…えッ、ポールがどうかしたって?」
「ポールみたいに事故りたくないってこと」
「ああ、そうか。それで思い出したよ。今朝、起きた時から君に言いたい事があっ
たんだよ」と僕は言った。「よく子供の頃、夢の中で札束を握っていて、半分夢だ
って分っているもんだから、ぎゅーっと握り締めて、絶対にシャバに持って帰る
ぜーって思っても、目が覚めるとすーっと消えてしまう、そんな事、なかった?」
「あった、あった。リバプールに住んでいたガキの頃にね」
「それと同じで、いいメロディーを掴んでも、目が覚めると同時に、なーんだ、人
の曲かぁ、って思えちゃうんだけれども、それは人の曲じゃないんだよ。ぼーっと
していると人の曲に張り付いちゃうんだけれども、そうなる前にサウンドで固めて
しまえば、このシャバに持って来られるんだよ」
「その気持ちはよく分かるよ、ジョン。ポールがベッドから転がり落ちた瞬間に
『イエスタデイ』ができたなんていうのも同じ感じだろう。
 僕はLSDをやれば自由にメロディーを持って来れると思ったんだけど、そうは
行かなかったね。
 きっとポールっていうのは、自由にサウンドを掛け外し出来るんだよ。sound
(サウンド)ってsound(健全)だろう。ポールって天然的に世の中のサウンドか
ら開放されいているよ」
「お前もなー」と言おうと思ったが止めた。
「とにかく、今朝起きた時に、そのサウンドというか、時間や空間から開放されて
いたんだよ。それで…これからが君に言いたかった事なんだけど、それで、こう思
ったんだよ。昔何の気なしに言ったことが、今になって重大な結果となって襲い掛
かって来るんじゃないかって。
 それは寝起きに鏡を見て、あ、髭生やしている、なんでこんなの生やしているん
だろう、って撫でながら考えていて、ああそうか、ポールが事故って前歯が上唇を
突き破って出てきたんだっけ、それを隠すのに髭を生やしたんだよな、それで僕ら
も真似をしたんだ、って思い出したんだよ。その瞬間、頭の中で『Penny Lane』が
流れ出してきて、それで突然思い出したんだ。2年前かなあ3年前かなあ、何かの
時にポールが言ったんだ。ペニー・レインには象皮病や口唇裂の奴がいっぱいいて
気持ちわりーって。僕はそんなに具体的に言うべきじゃないって思ったんだけれど
も。あの時にあんな事を言ったものだから、『Penny Lane』を発売した瞬間にあん
な事故を起こしたんじゃないかと思って」
「まさかっ」と言うとジョージは長い歯をずらーり剥き出して笑った。「まさかそ
んな事、関係ないだろう。日本人のガールフレンドがそんな事を言っているのか
い? 因果応報とか」
「ヨーコはそんな事は言わないよ。でも、ヨーコってなんとなくベトナム人が入っ
ている感じがしない? そうすると、枯葉剤とか二重胎児とかのイメージがどんど
ん湧いてきて、もし彼女との間に子供が出来たらって思った瞬間、『ブッチャー・
カバー』のキューピー人形の肉の赤みが鮮明に蘇って来るんだよ。畜生、エプスタ
インの奴め、なんだって僕にあんな事をさせたんだ」そう嘆きながら僕はロールス
ロイスのハンドルをばんばん両手で叩いた。
 車は知らない間にスタジオの前に縦列駐車していた。
 それから僕らはスタジオに入った。ポールもリンゴも誰も来てなかった。
 そのままマリファナ部屋へ直行する。
 ジョージが手馴れた手付きで一本巻くと、さっさとくわえて火を付けた。
 深く吸い込むと、肺の粘膜に十分染み込むまで息を止めてから吐き出す。それか
ら指に持ったマリファナをくるくる回して、お香の煙でも広げるように、部屋中に
煙を充満させた。
 僕も一服決める。
「なんの話だっけ」とジョージが言った。
「だから、過去のちょっとした出来事が今頃になって祟ってくるって」
「そんな事言うんだったら、キリスト発言の方がはるかに祟るだろう」
「はぁー」僕はうなだれてしまったよ。
 それはこういう事だ、地元の新聞記者に楽屋でこう言ったのだ。イギリス国教会
よりも俺らの方が影響力があるって。そうしたらアメリカのテレビ伝道師が騒ぎ出
した。
「それにしてもムカつくのは僕らのレコードを焼いているアメリカ人のチープさだ
よ。あいつらの教会のレンガなんて鋳型から出てきた瞬間にコケが生しているのだ
から。もっとも、そんな事を言えば、丸でこっちが保守派みたいになってしまうが。
 それになんだかんだ言っても月面着陸までする国なんだから、リバプール出身の
僕らがチープだなんて言えないけれどもね」
 ジョージを見ると、片手をベルトの内側に突っ込んでいて、もう片方でマリファ
ナを摘んでいて、髭の生えた口に持って行くところ。そして煙を吸い込むと、丸で
インドの瞑想家が瞑想でもするように息を止めて、しばらくすると、煙を吐き出す。
 こいつに始めて会った時には、公立中学校でバッタの給食を食っていた。
 こんなのがロックンロールやらリズム&ブルースをやっていたらアメリカの黒人
はレコードを燃やしたくなるかもな。
「そう言えばミックが僕らの事をウィーン少年合唱団みたいだって言っていたよ」
とジョージが言った。
「何だって」
「She loves you yeah-----ってハモる所がそう聴こえるんだろう。
 それに演奏している様が、サンダーバードが踊っているみたいだって言っていた
よ。少し離れた所に濃い目のスーツを着たエプスタインが腕組みをして立っていた
けど、お前ら、踊らされているんじゃねーのって。シェア・スタジアムの写真の事
だと思うけど」
「ミックのやつ、そんなに生意気な事を言っていたのか。あいつ誰のお陰でレコー
ドを出せたと思っているんだ」
 僕はちょっとイラっとして、指先に火が付く程吸い込んだ。そしてむせたら、ジ
ョージが優しく背中を叩いてくれた。
 やがてスタジオの方から、がたがた機材をセットする様な音がしてきた。
 ジョージがおもむろに床からコーラのビンを取り上げる。そして火の付いたマリ
ファナをジュっと入れた。こちらにも向けてくるので僕も入れる。
 僕らはマリファナ部屋を後にして、天上の高いスタジオに入って行った。
 空気の冷たさが鼻腔で感じられた。脳がシャキッとするのが分った。
 それでジョージも来週のスケジュールを思い出したのだと思う。
「来週のマハリシのレクチャーだけれども、ジョンも是非とも参加するべきだよ。
その精神的な潔癖症を治す為にはね。何しろデリーじゃあ味噌も糞もみんなガンジ
ス川に流すんだから、そんなものはすぐに治ってしまうよ。でも、いきなりデリー
だときついから、前哨戦としてマハリシに会うべきだよ」
 そういうと、ジョージはポールの方へ歩いていった。
 あいつら高校の時からつるんでいる。

●3
 アパートに帰っても、「踊らされている」という言葉が頭から離れなかった。
 部屋に入るとすぐに、本棚の一番上に脚立で上って行って、写真の入ったダン
ボールを取り出して、ソファーの上に放り投げた。
  それはバウンドしたが床には落っこちないでその場に留まった。
 床に下りてそいつを持って机の所に行く。
 ライトの下で一枚ずつチェックする。「これじゃない」とトランプカードでも飛
ばすように、関係無いのは辺りに捨てた。そしてとうとうシェア・スタジアムの一
枚を見付けた。ベージュのミリタリーを着ているのだが、スタジアムの照明でオレ
ンジ色に染まっている。
 ライトに近付けてよーく見てみる。
 おかしいな、ぼけているぞ、これは一体何でなんだろう。
 メガネの度が合っていないのかと思って、メガネを外して写真に顔をくっつける。
 なんてっこった。ピントは僕らじゃなくてエプスタインに合っている。ステージ
の上で演奏する僕らはぼやけていて、その横で突っ立っているエプスタインがくっ
きりと写っている。
 これじゃ、本当に踊らされているみたいだ。
 くそー、と丸めると床に叩き付けて激しく踏み潰した。頭がくらくらしてきた。
 僕はそのままソファーに横たわった。
 天井が万華鏡みたいにぐるぐる回り出した。
  やがてそれは、リバプールのエプスタインの経営するレコード屋の天井の扇風
機に変わった。
 あそこには、色んなものがぶら下がっていたなぁ。アメリカのリズム&ブルース
のバンドのバスドラムのカバーとか、サイン入りの写真とか。
 そういうのはみんな、リバプール港の船員から只同然で巻き上げたものだ。
 他にも勿論大量のレコードがあったのだが、船の中で掛けていたものだから、み
んな傷だらけだった。
 値の張るものは、レジの前のガラスケースに入っていて鍵が掛けてあった。バデ
ィ・ホリーの使っていたカポとか、エルヴィスが映画で使ったハーモニカとその映
画のパンフレットとか。
 僕らが覗いていると、既に禿げ上がった薬缶頭のエプスタインが現れて、眉を吊
り上げて言った。「おい、ガキども。これは売り物じゃないんだぞ」
「なに言ってんだ。自分で作ったものなんて一個もないじゃないか。人の才能で商
売しやがって」と僕は言ってやった。
 あのショーウィンドーってそっくりそのままシェアスタジアムだよな。
 僕は正気に戻って、ソファーに座り直すと、しばらくぼーっとしていた。
 ふと思う。リンゴってエプスタインに重なる。頭の形が似ているのだろうか。リ
バプールの労働者階級の最下層から出てきた癖に、一丁前にロンドン郊外に家を構
えて女房子供なんて持っちゃって。ロールスロイスで突っ込んでやるか。


●4

 今日は6月20日だ。
 昨日ポールが「LSDをやってました」とマスコミに言ったそうだ。
 偶然だが、例の歯医者と昼食を取った。場所も、LSDを盛られたナイト・クラ
ブの近所のなんとか言う自然食レストランだ。
 歯医者はシーザーサラダにフォークを刺しているのだが、刺しても刺してもレタ
スが抜け落ちる。スーツの袖からシルクのシャツが飛び出していて、ヒラヒラ揺れ
ていた。チープなサイケのバンドみたいでインチキ臭い。
「最近、エプスタインだのリンゴだのが物凄くインチキ臭く感じるんだよ」と僕は
言った。「これってお前にLSDを盛られてからなんだよな。お前のせいで僕の性
格、おかしくなっちゃったんじゃない?」
「何を言っているんだよ。君が盛ってくれって頼んできたんじゃないか」
「何だって」
「ただの歯医者が天下のビートルズのお茶にLSDを混ぜる訳ないだろう。君が頼
んできたから盛ってやったんだよ。忘れたかい?」
「僕が頼んだって? 自分や妻やジョージにLSDを盛れって」
「本当に覚えていないのかい? こりゃ重症だ。
 君はこう言ったんだよ。自分がインチキ臭いって。人生の何もかもが『ごっこ』
の様に感じるって。ボブ・ディランの真似をしている自分、ブリジッド・バルドー
の真似をしている妻。こんな結婚は丸で結婚ごっこだって。
 この『ごっこ』感を拭うために、どんどん過激になるのが怖いって言っていたじ
ゃん。頭蓋骨に穴を開けようとか。
 だからもっとお手軽にリアルに接する方法を教えてくれって言うから、LSDを
教えてやったんじゃない。
 そうしたら、それを使って乱交パーティーをやりたいって君の方から注文してき
たんだぜ。覚えていないのかい?」
 メガネのレンズが、ぎゅーっと牛乳瓶の底の様に分厚くなる感覚に襲われた。
 確かに僕はそう言った。何もかもインチキ臭いと。丸で離人症の様だと。
 何で僕がディランに会おうって言うとインチキ臭く感じるんだろう。ジョージが
マハリシに会おうって言うと本物っぽく感じるのに。
 何でだろう。
 それどころか、同じLSD体験をしたって、ジョージが語ると凄い臨場感がある
じゃないか。あれをやって日光浴をするとベーコンが焼けるみたいにじゅわーっと
皮膚が焼ける感じがする、とかね。
 歯医者がナプキンで口を拭った。
 サテンの袖のサファイアのカフスがキラキラしている。
 それから彼は細いダンヒルを一本くわえるとダンヒルで火をつけた。
「さっき、リンゴやエプスタインがムカつくって言っていたけれども、それはなん
となく分かるよ」と歯医者が言った。
「何でお前に分かるんだよ」
「歯医者をやっている経験から言うんだけれども、うるさい患者っいうのは、ああ
いう薬缶頭でエラの張った顔をしているんだよ」と言うとダンヒルの甘い油粘土の
様な匂いの煙を吐いた。「それからポールみたいなのはフランス人気質っていうか、
治療中にはぎゃーぎゃー騒ぐんだが、エプロンを外す頃にはもうニコニコしている
んだな。
 あと、ジョージみたいなのは痛くないって言うからどんどん削ると、いきなり口
から泡を吹いて痙攣するって感じ。
 ジョンよ、君みたいなのはびびりだね。
 まあこれは経験的に、こういう顎関節をしている奴はこうだって思うんだけれど
も、やっぱり頭の形である程度類型化できると思うんだよ」そして彼は足を組み替
えて身を乗り出すと声をひそめて言った。「実はこういう事を専門的に研究してい
る精神科医を知っているんだよ。もし君が、リンゴやポールやジョージについて、
そして自分自身について知りたいんだったら、紹介するから会ってくればいいよ。
マハリシなんかに会うより百倍も意味があると思うぜ。なーに、LSDなんて使っ
たりしないから安心しろよ」










 続き #1069 斑尾マンション殺人事件 2
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