AWC ◎2014年6月度 CO2削減実績報告 〜そのB〜 ヨウジ


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#1017/1158 ●連載
★タイトル (CKG     )  14/07/27  15:52  (499)
◎2014年6月度 CO2削減実績報告 〜そのB〜 ヨウジ
★内容                                         14/08/07 20:28 修正 第3版

4.考察

   時間が取れなく報告書が半年分も溜ってしまいました。2カ月以上前のも
  のは何カ月遅れても同じなので後回しにし、最新の報告書がら書き始めるこ
  とにしました。1〜5月分については追って報告する予定です。

   2013年は前の年より電気を503KWhも削減しましたが、以前にこ
  れ程削減した年があったか調べて見たら2000年にこれを遥かに上回る
  1425KWh削減という記録があることが分りました。何故そのように減
  らせのか2000年の報告書を読み返して見ました。各月の考察からの抜粋
  です。

  2000年1月
                       昨年終盤の取り組みによる成
  果により更に削減できる余地が出てきました。一つは居間のテレビを普段は
  14型を観るようにすることで消費電力の差200Wから1日約1KWhの
  節電ができます。台所のテレビの音声をオーディオアンプ130Wで鳴らし
  ていたのを止めたのは昨年10月からでしたから、これを1年を通して行な
  えば相当の節電ができます。それからガスについては家族全員がダウンジャ
  ケットを着用することで冬季のガスファンヒーターの使用を全廃できるので
  これについても相当なCO2 削減ができます。

  2000年2月
   記録的暖冬の後、2月に入ってからは今度は寒波が襲いこれまた記録的な
  寒さが続きました。世界的に見ても全体的に温暖化傾向が続いていますが、
  今年の日本の冬のように寒暖の差が大きくなったり、大洪水になるところが
  出たり、大干ばつになったり、去年の日本のように台風がまるで来なかった
  り、一方でアメリカでは巨大ハリケーンがあちこちで暴れ回ったり、地球温
  暖化は単に世界の平均気温気を上がるだけでなく、気象現象の激化や異常気
  象をも引き起こし私たちに多大な被害をもたらします。こうして人類の文明
  活動は確実に地球環境を汚染し破壊し続けます。私たちの生活は日に日に便
  利になりますが、それと引き替えに私のたちの生活基盤であるかけがえのな
  い地球環境を破壊し続けています。誰もがこれ以上の物質的便利さ豊かさを
  目指しているわけではないのに、世界は何かに取り付かれているかのように
  それに向かって突進しています。誰もが環境破壊の原因を知りながら日々の
  生活に追われこれまで通りの習慣を続けています。

  2000年3月
   今月に入って順調に春めいて来て暖房の必要のない季節となりました。と
  言っても我が家では今冬から家族全員にダウンジャケットを配り着ることで
  暖房を全廃しましたから、元々暖房はしていませんでしたが、そのダウンジ
  ャケットさえも必要のない季節となりました。

  2000年6月
   先月の報告書で予告しましたように冷蔵庫を買い替えたので今月より電気
  の削減目標をより厳しく書き替えました。その後にまた簡易電力メーターで
  冷蔵庫の消費電力を測定して見たところ、各室の冷え具合を必要最低限に調
  節すれば平均消費電力を90W弱位まで減らせることが分かりました。自動
  製氷機能は真夏以外は必要ないのでOFFにしたり、冷凍室も温度を一番高
  く設定したり、他の室も収納食品の種類や量により最低限の設定にした結果
  です。これにより6月〜12月の電力使用量の目標をその分減らし、CO2
  の排出目標も計算し直しました。この結果、電気の年間削減目標を9.14
  %から12.98%に高めることができました。ここから今年の1990年
  レベルからの削減率を計算し直したところ、これまで13.14%だったも
  のが15.46%に強化できました。

  2000年7月
   今年は7月に入ってからはほとんど雨が降らず、梅雨末期の集中豪雨も降
  らず雷も鳴らならず有耶無耶のまま梅雨明け宣言が出されました。梅雨明け
  後も夏空が続かず湿気の多い不快な毎日が続いています。
   しかし、私のCO2 削減人生にとっては画期的な月となりました。最初は
  「やれるところまで」というつもりで始めたエアコンなし生活が「夏中続け
  る」に変わってしまったからです。20年以上前に窓用クーラーを買って以
  来、毎年当たり前のように続けてきた就寝時の冷房を、地球温暖化と都市の
  ヒートアイランド現象がこれ程進んだこの時期に止めるなど、幾らCO2 削
  減に取り組んで来た私でも夢にも思いませんでした。
   私は睡眠という面では神経質で音や暑さには敏感ですから、最初は恐る恐
  る始めたことです。ここは東京都内なので夏は夜になっても気温が30度以
  上あるのは当たり前で、おまけにここは国道に近いため窓を開けると車の騒
  音が酷く安眠を妨げられます。車のクラクションやパトカーや救急車のサイ
  レン、それから最近は少なくなりましたが暴走族の物凄い爆音。暑い中窓を
  開けて眠っていたらひとたまりもありません。勤め人として夏季の大変な時
  期に責任ある仕事を全うするためには十分な睡眠が必要ですから、これまで
  は就寝時の冷房だけは当たり前のように行なって生活して来ました。今は時
  間が自由になるSOHO生活(自営)だからできたとも言えます。
   でも、ここまでの道程は決して平坦ではありませんでした。一睡もできな
  いまま起きて更に昼の暑さに痛め付けられる苦しい日々もありました。あの
  ような状態が続いていたらこのような無謀な計画は止めていたことでしょう。
  そこから脱することができたのは以外な切っ掛けからでした。6月末に妻が
  会社の慰安旅行から持ち帰った半ダースの缶ビールが切っ掛けでした。4月
  末頃から禁酒をしていた私でしたが、目の前に缶ビールを見せられ思わず飲
  んでしまったのが始まりでした。その時はあるだけ飲んだら止めるつもりで
  いました。ところがビールを飲んだら良く眠れるようになり却って体調が良
  くなったのです。それまでは蒸し暑さと騒音から寝付きが悪くまた早朝から
  目が覚めて睡眠不足気味になっていたところでしたから、その違いと有り難
  さが良く分かりました。健康のために始めた禁酒でしたから意味がなくなり
  ました。それにビールを飲むと食欲が出てそれまで十数分で終わってしまう
  味気ない夕食が楽しくリラックスできるものに変わったのです。
   ビールに大分助けられましたが、それだけで可能になったわけではありま
  せん。エアコンを使わずに涼しく眠れるようにするための工夫が必要でした。
  自分の身体が実験台です。窓を開ければ車の騒音で眠れず、閉めれば暑くて
  眠れないという騒音防御と涼しさが両立しない中で、あるのは天井に付いて
  いるシーリングファンと冷風扇と呼ばれる水の気化熱を利用した一種の扇風
  機だけです。ポイントは冷風扇の使い方にありました。気化熱による冷却能
  力を最大にするためには風が良く通るよう二方向の窓を開けて湿気がこもら
  ないようにする必要があります。何故かと言えば湿度高くなる程水の気化が
  起こり難くなるからです。気化が起こらなければ気化熱もなく冷風扇として
  のメリットもなくなってしまうからです。もう一つのポイントは冷風扇を窓
  際に置いて外気を取り入れられるように使うことです。外気の方が温度が低
  くその上湿度も低いので気化熱がそれだけ多く利用でき冷たい風が送り出せ
  るからです。また窓際に置くと換気扇のような働きをして風通しが良くなる
  からです。
   それから国道に近く車騒音の酷い私の家ではもう一工夫必要でした。私の
  家の場合は国道に近い側の南側のサッシの際に冷風扇を置き布団の敷いてあ
  る部屋の中央に向けて風を吹き出させています。ブラインドは冷風扇のすぐ
  上まで降ろし、カーテンは折り曲げて冷風扇の上に置き重りを乗せていまし
  た。ところが南風が強いとブラインドや揺れてカサカサ音がうるさかったり、
  カーテン共々風圧で膨らんで重りを落としてしまったりするトラブルが起こ
  りました。そこでサッシにはめ込む冷風扇用の枠を作りました。9mmx90
  0mmx1820mmのベニア合板を使って、幅560mm、高さ174Cm の枠
  を作り、この下部に冷風扇の空気取り入れ口に合わせて四角い穴を開けたも
  のを作りました。雨が吹き込むこともあるので白い水性ペンキを塗って仕上
  げました。作った枠を取り付けるのはベランダとの出入口部分なので枠が着
  脱できるよう工夫しました。戸をはめ込む要領で着脱できるように作りまし
  た。
   この冷風扇用枠を使うようにした結果、第一の目的であったブラインドと
  カーテンに対する強風の悪影響もなくなり、また冷風扇とサッシ上端間の開
  口部が塞がれたため、車騒音が軽減され、光も完全に遮断できたため、非常
  に良好な寝室環境が得られました。気温に応じてサッシの開け幅や冷風扇の
  風の強さを調節します。また室温が32度以上もある酷暑の場合には冷風扇
  のタンクに冷蔵庫で作った氷も入れます。しかし、大抵の場合は水だけで済
  みます。
   冷風扇は外気を十分に吸い込み科学の不思議な力を借りてまるでクーラー
  を思わせるような涼しい風を吹き出してくれます。深夜を過ぎて風が少し寒
  く感じる時もありますが、急激に冷えることはないので、側に置いた掛け布
  団を掛ける余裕を与えてくれるので夏風邪を引くようなことはありません。

  2000年8月
   今年は本当に暑い夏でした。8月初旬をピークにそのまま次第に涼しくな
  って行くものと思っていました。ところがその後また暑さがぶり返し、22
  日頃にこの夏の一番の暑さとなり、各電力会社とも史上最大のピーク電力を
  記録しました。世界経済の発展と共にCO2 の排出量は確実に増加し、大気
  中濃度も増加の一途を辿って来たわけですから、夏が次第に暑くなるのは当
  然のことです。毎年夏になると温暖化の進行を実感し改めて「どうにかしな
  いといけない」と、ここ数年ずっと思い続けて来ました。そういう思いがあ
  ったから今夏は就寝時のエアコン使用まで止めるという、とんでもないCO2
  削減対策を実施することになったのだと思います。
   しかし、今年の猛暑も終わりが見えて来ました。幸い夏バテにもならず、
  ここまでやって来られました。工夫と忍耐で暑さを克服できたのです。これ
  は夏の昼の冷房を止め、冬の暖房を全廃したことに続く、最後の我が家の大
  型CO2 排出削減対策でした。そしてこれは以後毎年続けなければならない
  対策です。

  2000年12月
   (前文略)
   それではまず、先月から行なっているビニール手袋着用によりお湯を使わ
  ず食器洗いをするようにした件について補足して置きます。まず、このビニ
  ール手袋は裏毛付きなので手にくっ付かず着脱が容易で、かつ保温性に優れ
  ているというものです。それから手のひら全体に滑り止め加工がされている
  ので、食器洗いがし易いという特長があります。サイズは「男性用厚手Lサ
  イズ」というのを買いました。私が試して見て良ければ女性用Mサイズも買
  えば良いと考えていましたが、家内や娘に聞いて見たところこれで大丈夫だ
  と言うことなので、大は小を兼ねるでこれ一つを皆で使うことにしました。
   それから実は単にビニール手袋を使うようにしただけではなく水道工事も
  行なったのです。給湯用の蛇口があるとつい使ってしまうので、給湯用の蛇
  口のレバーを取り外したのです。これで回せなくなり忘れてうっかりお湯を
  使ってしまう間違いを防げます。この工事は台所の流しの蛇口だけではなく、
  洗面所の混合栓についても行ないました。洗顔や手洗いにも間違ってお湯を
  使うことがないようにしたのです。お湯が使えるのは浴室だけとなりました。
  就床前などに洗顔する場合は浴室で行なうようにしました。
   結局、この件についても、地球温暖化に関心があろうがなかろうが、家族
  の誰もが何も意識をしなくても環境に優しい生活ができるように対策したこ
  とになります。言うまでもなくこれ以外の方法では環境が守れないからです。
   そして今月ですが、また新たなCO2削減対策を実施しました。毎日ガス
  メーターをチェックするようにしたら、ガスの6割以上は入浴によるもので
  あることが分かりました。まず、風呂桶1杯のお湯を沸かすだけで0.7m3
  前後のガスを消費しており、更に家族4人一人一人が追い焚きしたりお湯を
  使いながら入浴することで、1回の入浴で合計大体1.2〜1.8m3位の
  ガスを消費していることが分かりました。お風呂は1日置きに入るので、月
  には15回となり、結局、入浴で消費するガスは全体の6割以上にもなるこ
  とが分かりました。だから、ガスの使用に伴うCO2 を削減するには入浴に
  使うガスを削減しなければならないことが分かりました。そこで次のような
  CO2新削減対策を実施しました。

  ・浴室のシャワーを撤去 ・・・・・ 12月5日実施
    (説明省略)
  ・入浴は2日置きに ・・・・・ 月初から実施
    (説明省略)
    以上の2つの入浴に係る削減対策により冬季のガス使用量が約24%も
   削減できることになります。(下記計算式参照))

                 2
    1.00 − (0.6 x ・・ x 0.9 + 0.4) ≒ 0.24
                 3

   記録的に電力を削減できた2000年とその前年の電気・ガス・水道の使
  用量とCO2 の排出量の集計値です。(月別の値は「その@」を参照)

          | 1999年  | 2000年  |  削減率
   −−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−
   電気(KWh)| 5270   | 3845   |−27.04%
   ガス(m3 ) |  532   |  476   |−10.53%
   水道(m3 ) |  233   |  220   | −5.58%
   −−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−
   CO2(Kg) | 1010.16|  801.24|−20.68%

  ★6月度の主なCO2削減関連の取り組み

   @6/01
     ・玄関と浴室のサッシ格子に目隠ネット設置【毎年恒例】
        人の目を気にせずに自由にサッシを開けられるようにする為の
       エネルギーを使わない暑さ対策です。

     ・自室エア・コンディショニング【毎年恒例】
        5/4に自室南サッシのガラスを吸気口付塩ビ板に交換し、
       6/7より就寝時にこの吸気口を開けるようにしました。それ
       以前は天井給気口の方を使いました。
        天井ダクトファンは5/3から「弱」で使用するようになり、
       6/21からは風量がより大きい天井排気ファンの方を使用しま
       た。

   @6/04〜・・・
     ・妻の換気扇扇風機を出し組立て【毎年恒例】
     ・冷風扇の改造や自作
        3月頃から昨年購入した中古の冷風扇を改造ないしは自作する
       試みを始めていました。現在市販されている冷風扇はスリムタイ
       プばかりで冷えないので使いものにならないからです。去年まで
       使用して来た冷風扇でも当面は大丈夫ですが、故障した場合や温
       暖化でもっと暑くなった場合にもっと冷える冷風扇が必要になる
       からです。業務用の気化式冷風機というものもありますが、業務
       用なので大き過ぎたり重すぎたり騒音も酷く、おまけに肝心の消
       費電力も大きくなってしまうので購入には至っておりません。自
       作すればこれらのすべての要件に応えられるからです。研究も兼
       ねて自作することにしました。
        従来の改造は水フィルターを自作したものに交換する程度のも
       のでしたが、今回はモーターやファンも交換しました。市販され
       ている換気扇のモーターやファンを流用しました。25Cmや
       30Cmの換気扇です。換気扇扇風機を自作した経験から換気扇
       のモーターはパワーの割りには静かで消費電力が小さいことが分
       っていました。冷風扇のモーターを換気扇のモーターに交換すれ
       ばパワーアップしながら静音化と省エネ化が達成できます。また
       更なる風量アップのため有圧換気扇のモーターやファンも試しま
       した。ところが大きくなり冷風扇のケース内に収まらなくなり
       外側に木枠を追加して取付けることになりました。またモーター
       を交換すると強・中・弱の風量の切替も独自に回路を追加しな
       ければならなくなり、改造の域を超えてしまいました。
        中古の同じ冷風扇を2台購入していて、それぞれ別の方法で
       改造・自作しました。現在、実用試験しながら改良していると
       ころなので、でき上がったら具体的に報告したいと思います。
     ・冷風扇用ルーバーの製作続き
        5/27から作り始めていた冷風扇用ルーバーにキャスターを
       取付け自作冷風扇の前に置くようにしました。この冷風扇はルー
       バー機能が弱く思った方向に十分な風が吹かなかったからです。
     ・冷風扇用ノズルの製作
        それについても冷風扇用ルーバーと同様の意味合いで試作・
       改良しています。

   @6/05
     ・関東甲信北陸梅雨入り

   @6/09
     ・梅雨空の下で家の前の紫陽花が多数色付始める

   @6/10
     ・妻の換気扇扇風機にパワーコントローラー取付け
        妻の20Cm換気扇扇風機にパワーコントローラーを取付ける
       ことで消費電力を通常17.3Wのところ最小5.9Wまで省エ
       ネできるようにしました。
        
       注)パワーコントローラーとは、調光器の一種で換気扇の風量調
         節にも使用できるにした機種を使いました。

   @6/11
     ・DKの換気扇扇風機にパワーコントローラー取付け
        DKの25Cm換気扇壁掛け扇にパワーコントローラーを取付
       けることで消費電力を通常21.5Wのところ最小5.9Wまで
       省エネできるようにしました。

   @6/15
     ・ベランダ東内側遮光カーテンを張る【毎年恒例】
     ・ベランダ西内側遮光カーテンを張る【毎年恒例】
     ・自室の換気扇壁掛け送風機にパワーコントローラー取付け
        自室の20Cm換気扇壁掛け送風機にパワーコントローラーを
       取付けることで消費電力を通常15.4Wのところ最小4.6W
       まで省エネできるようにしました。
     ・自室の換気扇壁掛け扇にパワーコントローラー取付け
        自室の20Cm換気扇壁掛け扇にパワーコントローラーを取付
       けることで消費電力を通常14.0Wのところ最小5.3Wまで
       省エネできるようにしました。

   @6/29
     ・C847マシンへの移行を進めてきましたが・・・
        WindowsXPのサポートが4月9日で終了すると予告さ
       れていたので、AtomマシンからC847マシンに切り替える
       べく数カ月前から環境整備を行っていました。Atomで日常業
       務を行いながら、少しづつC847の設定を進めていました。
       ところが大方できたところで問題が発覚。USB3.0の外付け
       HDDが認識されないという問題です。Web検索すると同様の
       問題が多くの機種、多くのユーザーの間で起こっていることが分
       りましたが、解決法は見つかりませんでした。私自身も色々調べ
       試しましたが直りませんでした。
        そこで考えました。USB3.0はマザーボードに搭載されて
       いるものではなく、スロットにインタフェースを増設して得たも
       のなので、マザーボードのBIOSが対応していないからではな
       いかと。それでマザーボードメーカーのダウンロードサイトから
       BIOSの最新版をダウンロードしアップデートして見ましたが
       直りませんでした。
        それで仕方なく最新の省エネプロセッサ搭載のマザーボードを
       検索したらJ1900搭載のマザーボードならSATA3.0と
       USB3.0の両方を搭載しているものがあるのでこれを導入す
       ることにしました。結果的にはここ数カ月の膨大な労力は無駄に
       なりましたが、C847で使用していた部品をそのまま使用し、
       買い替えはマザーボードとメモリだけにすることで出費を最低限
       に抑えられるのでこれでよしとしました。
        このマザーボードにはJ1900というクワッドコアで処理が
       速く低消費電力のCPUが搭載されている上に、USB3.0と
       SATA3.0が2ポートも搭載されているので処理時間の短縮
       と省エネに役立ちます。システムHDDがSATA3.0でもバ
       ックアップHDDがSATA2.0では処理時間の短縮にはなり
       ません。バックアップは毎日行うので処理時間の短縮はそのまま
       消費電力の削減に繋がります。1年は365日ですから長い間に
       は大きな違いになります。今月はこれを注文したところで終わり
       になりました。詳細については来月以降に報告する予定です。

  ★今月の太陽熱温水器の省エネ成績

    6月度の太陽熱温水器の省エネ成績は次の通りでした。

     月 日 夕食 −−湯温−−  ガス 水道 沸かし方法 湯量
         前後 最高  平均 (L) 温度       (L)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    6/16  前 60   −   0 20 新規追焚無 150
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                     0

    [補足説明]
    ・夕食|前後   :沸かし入浴した時間(前=夕食前 後=夕食後
              前後=夕食前と夕食後)
    ・湯温|最高 平均:(最高=汲み初め 平均=汲み終わった後の湯温)
              最高65度とは65度以上のことです。家庭用お
              風呂温度計の目盛りが65度までしか振られてい
              なく分からないからです。
              また「38+」とは38.5度のことです。
    ・水道|温度   :「+」の意味は湯温と同じ

    以上の通り今月は珍しく入浴(内風呂)回数が1回ありました。前回、
   銭湯へ行ってから6日も経っていた上に時間が遅くなり銭湯へ行く時間が
   なかったからです。都合良く天気だったので太陽熱温水器が良いお湯を沢
   山作っていてくれたのでガスを使うことなく良いお風呂に入ることが出来
   ました。
    銭湯へ行った回数は、私一人で行ったのが0回、妻一人で行ったのが1
   回、妻と二人で行ったのが4回でした。つまり内風呂を含めて1カ月では
   私が5回、妻が6回入浴したことになります。ただし、太陽熱温水器があ
   るのでこの他に私が7回、妻が2回シャワー入浴していたので衛生上は問
   題ありませんでした。

    注1)ガスの6月度とは今年は5月23日から6月23日の31日間で
       した。東京ガスの検針日に合わせています。

    注2)ソーラー湯温は例えば50度あったと言っても貯湯タンクのお湯
       全体が50度あるわけではありません。太陽熱温水器の仕組み上
       最も温度の高い水面ぎりぎりの部分から採湯するので、その部分
       の湯温のことです。しかし、貯湯タンクのお湯がどの位暖まって
       いるかを示す目安にはなります。

    注3)2010年6月度から湯量という項目を追加しましたが、夏季は
       毎日入浴するので浴槽に汲むお湯の量を少な目にすることで節水
       することを思い付きました。前回入浴の残り湯に熱いお湯を足し
       湯することで節水する方法もあり、状況により使い分けたいと考
       えています。標準の湯量は我が家の浴槽の場合は175Lとして
       います。

    注4)成績表の平均湯温欄が”−”になっている日がありますが、これ
       はサーモスタットバス水栓(定量止水機能付き)の温度調節をお
       風呂の適温まで下げて組み込んだ場合です。太陽熱温水器が出す
       お湯の温度が適温(42度位)未満の場合は温度調節をMAXに
       して組み込むので、汲み終わった時の温度を平均湯温として記録
       しているからです。従ってこの欄は冬季にだけ値が入り意味が出
       て来ます。

    私のホームページに【太陽熱温水器の紹介】コーナーがあるので参考に
   してください。

     http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/software/co2/solar.htm

  ★今月の用途別電力使用量

    6月度の16台のエコワットの集計結果は下記の通りです。

    用途等         消費電力    割 合
                (Wh)    (%)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    冷蔵庫        33250  21.04
    炊飯器等        2600   1.65
    オーブンレンジ     4440   2.81
    オーブルトースター等  5240   3.32
    25Cm換気扇壁掛扇	 280   0.18
    DKテーブルコンセント    0   0.00
    46V液晶       8010   5.07
    水槽         25230  15.97
    妻コンセント      2240   1.42
    洗濯機等         720   0.46
    PC関係       24580  15.56
    AV機器        6420   4.06
    BDレコーダー    17240  10.91
    冷風扇アンカ等     4320   2.73
    屋根裏換気扇         0   0.00
    天井換気扇       2030   1.28
    その他        21400  13.54
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    全体        158000 100.00

    注1)電気の6月度とは今年は5月30日から6月27日の28日間で
       した。東京電力の検針日に合わせています。

    注2)「その他」とはエコワットで測定していない照明、その他の電気
       器具が消費した電力量です。全体からエコワット16台の合計を
       差し引いて求めています。

    使用日数が同じ28日間だった昨年6月が171KWhだったものが、
   今年は158KWhに13KWh減りました。原因を調べて見ると「PC
   関係」が4370Wh減り、「冷風扇アンカ等」は逆に3680Wh増え
   ていることが目立ちますが、差引きすると690Wh減っただけになりま
   す。大きく変わっているのは「その他」が53710Whから21400
   Whに32310Whも減っていることですが、これは昨年は「BDレコ
   ーダー」の消費電力は測定していなかったので「その他」にカウントされ
   ていたからです。今年も「BDレコーダー」を「その他」にカウントすれ
   ば今年の「その他」は38640Whに増え、、昨年より15070Wh
   減っただけになります。「その他」以外の合計は117290Whから
   119360Whに2070Wh増えているのに全体では13000Wh
   も減った原因は「その他」にカウントされている各部屋の照明の消費電力
   がLED化により減ったからです。 (下記参照)

     6/4〜10 自室の照明
           クリップライト、スポットライト、シーリングライトの
          合計6本のネオボール(12W)をLED電球(6.2W
          )に交換し合計348Wの節電。ただし影響するのは交換
          前の5月30日〜6月4日または5月30日〜6月10日
          の間だけになります。
     7/24 DKの照明
           蛍光灯20Wx6本からLED照明53Wx0.25に
          106.75Wの節電(普段は明るさ25%で使用)
    12/13 居間の照明
           蛍光灯20Wx3本からLED照明34Wに26Wの
          節電

   それでは今月の削減実績を見て行きます。

  ★電気の削減実績

    電気は目標171KWhのところ実績158Whと目標より削減できま
   ました。原因は前項で述べた通りです。
    年初からの累計でも目標1225KWhのところ実績994KWhに収
   まり、達成率123.24%で余裕を持って目標を達成することができま
   した。

  ★ガスの削減実績

    ガスは目標2m3のところ実績も2m3と目標内に収まりました。
    年初からの累計でも目標17m3のところ実績16m3に収まり、達成率
   106.25%で余裕を持って目標を達成することができました。

  ★水道の削減実績

    水道は目標17m3のところ実績もちょうど17m3になり目標を達成で
   きました。
    年初からの累計でも目標50m3のところ実績47m3に収まり、達成率
   106.38%で余裕を持って目標を達成することができました。

  ★CO2 の削減実績

    この結果、今月のCO2 排出量は目標24.52Kgのところ実績
   22.96Kgと目標内に収まりました。
    年初からの累計でも目標165.88Kgのところ実績137.04
   Kgと大幅に減り、達成率121.04%と大きな余裕を持って目標を達
   成することができました。

   私たちが排出したCO2 は大気中に溜り二度とは回収できず、地球環境と
  そこで暮らす私たち自身に害悪を及ぼし続けます。省エネをすれば確実に害
  悪は減ります。
   失われた生物種は二度とは戻りません。失われた生態系も回復は極めて困
  難です。地球環境は私たちの生存基盤です。損なわれれば私たちは生きて行
  けなくなります。贅沢過ぎる生活を改めれば良いのです。
   今日からあなたのできることすぐに始めてください。みんなの努力で私た
  ちのかけがえのない◎地球環境を守りましょう!!!

                                ヨウジ

P.S.CO2 の計算には下記のフリーソフトウェアを使ってください。

VECTOR
http://www.vector.co.jp/pack/dos/edu/science/co2_122.lzh  01/01/02 136625
    地球温暖化対策プログラム(光熱費等の使用量からCO2排出量を計算
説明ページ: http://www.vector.co.jp/soft/dos/edu/se035828.html
私のホームページからもダウンロードできます。(下記URL)
*--------------------------------------------------------------------*
| Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2   |
| PC-VAN:CKG36422  e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp                     |
| Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/                       |
*--------------------------------------------------------------------*

P.S.最近、テレビで放映されている環境関連番組では二酸化炭素の排出量を
    二酸化炭素換算で表示していますが、私の報告書では炭素換算で表示し
    ているので注意してください。
    
    フリーソフトのCO2.EXEでは
    「C =             0.120 Kg(CO2 =             0.440 Kg)」
    のように両方表示しているので、換算する手間が省けます。





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