AWC ◎2013年10月度 CO2削減実績報告 〜そのB〜 ヨウジ


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#1007/1158 ●連載
★タイトル (CKG     )  13/12/15  19:17  (336)
◎2013年10月度 CO2削減実績報告 〜そのB〜 ヨウジ
★内容                                         13/12/15 19:44 修正 第2版

4.考察

    放射性物質が無害になるまでの時間より温暖化で海面上昇が起こるまで
   の時間の方が遥かに短いから原子炉そのものや貯蔵プールに保管されてい
   る使用済み核燃料やそれを再処理して作ったガラス固化体(高濃度放射性
   廃棄物)は速やかに始末しておかないと世界中の大気や大地や海が放射能
   汚染され単なる海面上昇の問題だけではなくなります。人類滅亡につなが
   る深刻な未来が待ち受けています。原発が地球温暖化対策になるなんてと
   んでもない話です。何も心配のないところに人類滅亡の危険性を作り出す
   狂気の沙汰です。原発は経済性が高いと言いますが、放射性廃棄物の処理
   に莫大なコストとエネルギーが掛り、その上まだ安全な処分方法が確立さ
   れていない代物です。安全が確保されていないのに次々に原発を建設して
   危険な核のゴミを増やし続けて来ました。福島のようなことが起こっても
   懲りずになお原発を推進しようとしている様は狂っているとしか考えよう
   がありません。先ごろのNHKの世論調査でも大多数の国民が再稼働反対
   の意思表示をしているのにです。

   >>> あなたは安全が確認された原発から再稼働させるという政府の
   >>> 方針に賛成しますか?
   >>>
   >>>  賛成する:16% 反対する:46%
   >>>  どちらとも言えない:33%

P.S.中間貯蔵施設というのは、原発から出た強い放射線と熱を出す使用済み
    核燃料が増えて原発内の貯蔵プールに置ききれなくなったものを一時的
    に保管する施設です。貯蔵プールに空きがなくなると原発を稼働停止し
    なければならなくなるからです。使用済み核燃料を再処理施設に送るま
    での間保管する施設です。どこの原発も使用済み核燃料でいっぱいなの
    で、共通の貯蔵施設を建設してそこへ移すためです。危険極まりない物
    が置ききれなくなる程溜まっているのに更に増やしてまでして原発を稼
    働させて国民の安心・安全な生活を脅かすことにつなかる計画です。狂
    っているとしか考えようがありません。

    再処理して作ったガラス固化体(高濃度放射性廃棄物)はなお強い放射
    線と熱を出すので、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターで30年〜
    50年間保管し、それから地下300mより深い安定な地層に埋設する
    処分方法が検討されていますが、まだ研究段階であり決まっていません。
    それにガラス固化体は永久的なものではなく外側の金属部分が腐食して
    破損すると放射性物質が漏れ出てしまうので、その前にガラス固化体を
    作り直す必要が生じます。貯蔵管理センターに置いている間はある程度
    管理できるでしょうが、埋設後は管理できないので、人里離れた場所(
    地下深くにとしか考えられていない)に埋設することが検討されていま
    すが、地震火山列島である日本に何万年もの間、安全が保てる地層はあ
    るでしょうか。確かめようがありません。想定外どころか想定すること
    さえできません。

  ★10月度の主なCO2削減関連の取り組み

   @10/01〜30
     ・天井扇の使用状況
       夜間睡眠時の話になりますが、冷風扇の使用は先月までで終わり、
      今月は天井排気ファンや天井埋込形換気扇を回すだけで眠れるよう
      になりました。上旬は風量の大きい方の天井排気ファンとサッシ吸
      気口の組み合わせで、中旬以降は風量の小さい方の天井埋込形換気
      扇と天井給気口(電動シャッター作動)の組み合わせで涼しく眠れ
      るようになりました。日別の使用電力量は下記の通りでした。

        月 日  天井換気扇
             (Wh)
      −−−−−−−−−−−−−
       10/01   60  
       10/02   60  
       10/03  130  
       10/04   90  
       10/05   50  
       10/06   60  
       10/07   50  
       10/08   40  
       10/09  110  
       10/10  110  
       10/11   60  
       10/12  100  
       10/13  120  
       10/14   60  
       10/15   70  
       10/16   50  
       10/17   20  
       10/18   50  
       10/19   60  
       10/20   50  
       10/21   60  
       10/22    0  
       10/23   50  
       10/24   30  
       10/25   50  
       10/26   60  
       10/27   10  
       10/28   60  
       10/29   40  
       10/30   60  
      −−−−−−−−−−−−−
             1820Wh

   @10/16
     ・台風26号接近でベランダ遮光ネットを緊急避難
       台風26号が来るので前日の15日にベランダとベランダ下の
      東西の遮光カーテンを畳み束ねて来襲に備えました。風は大したこ
      ことはなく遮光ネットが壊れる程てはありませんでした。しかし、
      伊豆大島では集中豪雨による土石流で死者35名、行方不明6名を
      含む大きな被害が出ました。また町田市や神奈川県や千葉県でも死
      者が出ました。温暖化に起因する気象災害がまた起こりました。

   @10/29〜30
     ・5.1chサラウンドや音楽鑑賞をするための環境整備
       自室に46インチLED液晶テレビを導入したことを切っ掛けに
      古いオーディオアンプやAVアンプは接続を切り離し退けましたが、
      以前から持っているCDコレクションがあり、また聴いて見たくな
      りました。それでCDをDVDプレーヤーにセットしてテレビの外
      部スピーカーで聴いて見ました。それなりに良い音がしました。た
      だし、映像がなくても46インチLED液晶テレビの電源は入れる
      必要がありました。HDMIケーブルで音声を送るからです。それ
      で余計な電力を喰うことが分りました。(光端子もありますが、接
      続していなかったので)それから音楽を聴くにはテレビの外部スピ
      ーカーでは物足りなく感じました。そこで外部スピーカーを外して、
      代わりに昔オーディオに凝っていた時代に購入した大きなスピーカ
      ーに繋ぎ替えて見ました。そうしたらどうでしょう。目が覚めるよ
      うな生々しくクリアーが音に変わりました。ならばこれで映画を見
      たらどのような音がするのか試して見たくなりました。そこでブル
      ーレイレコーダーの録画の中から「スーパーマン・リターンズ」を
      再生して見ました。やはりいつもの外部スピーカーで聴く音とはま
      ったく別次元の音でした。「こんな音まで入っていたのか」と思う
      程のその場の地響きや空気感までもが伝わるような鮮明で臨場感の
      ある音でした。ここから音楽や映画を楽しむ環境を整備することを
      思い立ちました。
       現在の外部スピーカーのアンプ部とサブウーハー部と良い音のし
      た大きなスピーカーを組み合わせて使う方法もありますが、外部ス
      ピーカーはテレビの補助的機器でこれをオーディオアンプ代わりに
      使うには機能が足りなく使い難いこと。アンプ部のスピーカー端子
      からは中高音域しか出ておらず、ここに大きなスピーカーを接続し
      中高音域だけを出し、低音域はサプウーハーから出したのでは大き
      なスピーカーの音の良さを生かし切れないこと。最新の映画を楽し
      むには最低5.1chサラウンドを再生できるデジタルアンプが必
      要なところ、外部スピーカーのアンプ部はデジタルではありますが
      2.1chまでの機能しかないこと。これらのことからデジタルア
      ンプの導入が必要という結論に達しました。ただしデジタルアンプ
      はハイパワーのものでなくても十分に音質が良いので最低のもので
      良く、かつその方が省エネになること。また外部スピーカーのアン
      プ部と切替使用できるよう最新のHDMIコントロール(3D映像
      やARC)に対応したものであること、という方針を決めました。
      (導入は来月になるので続きは来月度の報告書に書く予定です)

  ★今月の太陽熱温水器の省エネ成績

    10月度の太陽熱温水器の省エネ成績は次の通りでした。

     月 	日 夕食 −−湯温−−  ガス 水道 沸かし方法 湯量
          前後 最高  平均 (L) 温度       (L)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                      0

    [補足説明]
    ・夕食|前後   :沸かし入浴した時間(前=夕食前 後=夕食後
              前後=夕食前と夕食後)
    ・湯温|最高 平均:(最高=汲み初め 平均=汲み終わった後の湯温)
              最高65度とは65度以上のことです。家庭用お
              風呂温度計の目盛りが65度までしか振られてい
              なく分からないからです。
              また「38+」とは38.5度のことです。
    ・水道|温度   :「+」の意味は湯温と同じ

    以上の通り今月の入浴(内風呂)回数は0回でした。相変わらず時間的
   余裕がなく、内風呂を立てられる日がありませんでした。どういうことか
   と言えば、妻の帰りが毎日遅いので、お風呂を立てて私が入ってから妻が
   入るまで5時間以上も間が空き、その間に湯温が15度以上も下がってし
   まうので、妻が入る前にガスを使って追い焚きしなければならなくなるから
   です。これでは太陽熱温水器を導入した意味がなくなるので内風呂を立てな
   くなりました。それで一週間に一度の休日に近くの銭湯に行くようになりま
   した。気晴らしも兼ねて。後は早く帰れる日があれば妻が一人で銭湯に行く
   ようになりました。
    銭湯へ行った回数は、私一人で行ったのが1回、妻一人で行ったのが1
   回、妻と二人で行ったのが3回でした。秋になりシャワーで済ませられる
   季節は終わったので1週間に1回は少な過ぎ衛生上問題ありでした。

    注1)ガスの10月度とは今年は9月21日から10月23日の32日
       間でした。東京ガスの検針日に合わせています。

    注2)ソーラー湯温は例えば50度あったと言っても貯湯タンクのお湯
       全体が50度あるわけではありません。太陽熱温水器の仕組み上
       最も温度の高い水面ぎりぎりの部分から採湯するので、その部分
       の湯温のことです。しかし、貯湯タンクのお湯がどの位暖まって
       いるかを示す目安にはなります。

    注3)2010年6月度から湯量という項目を追加しましたが、夏季は

       毎日入浴するので浴槽に汲むお湯の量を少な目にすることで節水
       することを思い付きました。前回入浴の残り湯に熱いお湯を足し
       湯することで節水する方法もあり、状況により使い分けたいと考
       えています。標準の湯量は我が家の浴槽の場合は175Lとして
       います。

    注4)成績表の平均湯温欄が”−”になっている日がありますが、これ
       はサーモスタットバス水栓(定量止水機能付き)の温度調節をお
       風呂の適温まで下げて組み込んだ場合です。太陽熱温水器が出す
       お湯の温度が適温(42度位)未満の場合は温度調節をMAXに
       して組み込むので、汲み終わった時の温度を平均湯温として記録
       しているからです。従ってこの欄は冬季にだけ値が入り意味が出
       て来ます。

    私のホームページに【太陽熱温水器の紹介】コーナーがあるので参考に
   してください。

     http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/software/co2/solar.htm

  ★今月の用途別電力使用量

    10月度の15台のエコワットの集計結果は下記の通りです。

    用途等         消費電力    割 合
                (Wh)    (%)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    冷蔵庫        31190  18.79
    PC関係       30070  18.11
    水槽         27850  16.78
    46V液晶       8520   5.13
    AV機器        8180   4.93
    オーブンレンジ     5270   3.17
    オーブルトースター等  4380   2.64
    炊飯器等        2290   1.38
    天井換気扇       1820   1.10
    妻コンセント      1580   0.95
    洗濯機等         720   0.43
    冷風扇アンカ等      640   0.39
    DKテーブルコンセント   60   0.04
    25Cm換気扇壁掛扇	   0   0.00
    屋根裏換気扇         0   0.00
    その他        43430  26.16
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    全体        166000 100.00

    注1)電気の10月度とは今年は9月30日から10月30日の30日間
       でした。東京電力の検針日に合わせています。

    注2)「その他」とはエコワットで測定していない照明、その他の電気
       器具が消費した電力量です。全体からエコワット15台の合計を
       差し引いて求めています。

    DKの46インチLED液晶(「46V液晶」)は、今月も節電に貢献
   しています。旧32インチ非LED液晶だった昨年10月が16631W
   h(32日間17740Whの30日換算)だったものが、今月は8520
   Whと48.8%も少なくなりました。
    「AV機器」は、旧26インチ非LED液晶と旧46インチ非LED液
   晶の2台体制だった昨年10月が13266Wh(32日間14150Wh
   の30日換算)だったものが、32インチLED液晶と46インチLED
   液晶の新2台体制の今月は8180Whと38.3%も少なくなりました。
    そして5月17日に導入した省エネNO.1冷蔵庫は、旧冷蔵庫だった
   昨年10月が60000Wh(32日間64000Whの30日換算)だ
   ったものが、今月は31190Whと48.0%も少なくなりました。涼
   しくなったので節電率は先月の54.9%より小さくなりましたが。

   それでは今月の削減実績を見て行きます。

  ★電気の削減実績

    電気は目標243KWhのところ実績166KWhと目標より大幅に削
   減できました。削減された電力量77KWhに対しての寄与率は、冷蔵庫
   が28.8KWhで37.4%、DKの46インチLED液晶が8.1K
   Whで10.5%、自室26インチLED液晶と46インチLED液晶が
   5.1KWhで6.6%、その他が16.7KWhで21.7%でした。
   今月も24時間動き続ける冷蔵庫が1位になりましたが、率としては37
   .4%と先月の59.2%より大分下がりました。その分、他の機器の節
   電の重要性が高まりました。

          −−使用電力量(Wh)−  削減電力量   削減率
           今 月   昨年10月   (Wh)   (%)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    冷蔵庫   31190  60000  28810  37.4
    46V液晶  8520  16631   8111  10.5
    AV機器   8180  13266   5086   6.6
    その他   71280  87956  16676  21.7

    年初からの累計で見ても目標2357KWhのところ実績1978KW
   hに収まり、達成率119.16%と先月より更に大きな余裕を持って目
   標をクリアーすることができました。

    注1)「昨年10月」の使用電力量は32日間の30日換算です。
    注2)上表の「その他」の今月の使用電力量は、「★今月の用途別電力
       使用量」の「その他」と「水槽」を加えた値です。

  ★ガスの削減実績

    ガスは目標3m3のところ実績も2m3と目標より削減できました。
    年初からの累計でも目標33m3のところ実績24m3と目標より大幅に
   削減でき、達成率137.50%で目標をクリアーすることができました。

  ★水道の削減実績

    水道は目標23m3のところ実績18m3と目標より大幅に削減できまし
   た。
    しかし年初からの累計では目標81m3のところ実績87m3と目標を大
   幅にオーバーし達成率は93.10%でした。これは2、4、6月の目標
   値を異常に使用量が少なかった昨年実績から取ったため、これまでの使用
   量の超過分があるからです。来年は目標値を改めますが、今年は目標未達
   成のまま推移する見込みです。(今月も同じ説明を付け加えました)

  ★CO2 の削減実績

    この結果、今月のCO2 排出量は目標34.76Kgのところ実績
   24.08Kgと目標より大幅に削減できました。
    年初からの累計でも目標316.92Kgのところ実績266.64
   Kgと目標より大幅に削減でき、達成率118.86%と先月より更に
   大きな余裕を持って目標をクリアーすることができました。


   私たちが排出したCO2 は大気中に溜り二度とは回収できず、地球環境と
  そこで暮らす私たち自身に害悪を及ぼし続けます。省エネをすれば確実に害
  悪は減ります。
   失われた生物種は二度とは戻りません。失われた生態系も回復は極めて困
  難です。地球環境は私たちの生存基盤です。損なわれれば私たちは生きて行
  けなくなります。贅沢過ぎる生活を改めれば良いのです。
   今日からあなたのできることすぐに始めてください。みんなの努力で私た
  ちのかけがえのない◎地球環境を守りましょう!!!

                                ヨウジ

P.S.CO2 の計算には下記のフリーソフトウェアを使ってください。

VECTOR
http://www.vector.co.jp/pack/dos/edu/science/co2_122.lzh  01/01/02 136625
    地球温暖化対策プログラム(光熱費等の使用量からCO2排出量を計算
説明ページ: http://www.vector.co.jp/soft/dos/edu/se035828.html
私のホームページからもダウンロードできます。(下記URL)
*--------------------------------------------------------------------*
| Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2   |
| PC-VAN:CKG36422  e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp                     |
| Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/                       |
*--------------------------------------------------------------------*

P.S.最近、テレビで放映されている環境関連番組では二酸化炭素の排出量を
    二酸化炭素換算で表示していますが、私の報告書では炭素換算で表示し
    ているので注意してください。
    
    フリーソフトのCO2.EXEでは
    「C =             0.120 Kg(CO2 =             0.440 Kg)」
    のように両方表示しているので、換算する手間が省けます。





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