#9136/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 16/12/19 19:59 ( 30)
血の牛吸う 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「IQ246」最終話を録画視聴。ネタバレ注意です。
たとえ予告で煽られようが、頭脳戦に期待はしていませんでしたけれども、どこが頭
脳戦なのか分からないレベルの話が最終回に待っているとは思いませんでした。賢正の
アクション満載だし、法門寺は感情論で説得を試みるし、警察は命令系統がおかしいこ
とに気付くはずなのに何ら対策を取らないし、和藤は胸を狙撃されてもぴんぴんしてる
し、スーパーハッカーのはずのMは桁数の限られたパスワード三つごときが解けずにい
るし、法門寺はIQを下げるというドラえもんの秘密道具みたいな物を開発しちゃう。
一体全体、頭脳戦の要素はいずこへ?
唯一、期待が高まったのは、法門寺とMとが対峙してのゲームの場面でしょうか。頭
脳戦というよりも、いかさま・だまし合いの期待でしたが。そのゲーム、カプセル薬を
複数個用意し、その内の二つに毒が入っている。お互いにどのカプセルを飲むかを指定
し、二人同時に飲む。先に死んだ方が負け(二人同時に死ぬ場合も起こり得る)、とい
うルールでした。こう始まったなら、何らかの仕掛けがあると思うじゃないですか。と
ころが何もなし? 法門寺の台詞(「この方法なら、私を道連れにできたはず」)から
推測すると、Mは毒カプセルを区別できたかコントロールできたみたいですが、そのや
り方には触れず。もやもや。私が自作で用いた某トリックが使えるな〜とか思ったり
(苦笑)。それにしても、嚥下してからあれほどの短時間で、カプセルの中身が毒では
なかったと決め付けちゃっていいのか。
ほかにも各人物のキャラクターがぶれまくっていたり、説明不足だったり、過去の因
縁話に全然触れられていなかったりと、問題山積で終わった。引っ掛かりを覚えた箇所
はまだ書き足りないくらいですが、きりがないのでこの辺で。
あ、締め括りはある意味、衝撃的だった。名探偵とライバル犯罪者が同居エンド。そ
の前のシーンからの流れで、法門寺とMとが結婚して子供を作りそうな勢い。IQ24
6とIQ300の間にできる子って、どんなんかな〜。
放送開始前の煽り方を間違えなければ、ネタドラマ・キャラドラマとしてそこそこ成
功していたかもしれない。
ラストで法門寺が「私はあきらめが悪い」とか言っちゃってたから、視聴率がどんな
に低かろうと、評判がどんなに悪かろうと執念で続編を作る恐れあり。
ではでは。