#9131/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 16/12/14 20:23 ( 30)
名前に数字が多すぎる 永山
★内容
BSジャパンで放送の「人形佐七捕物帖」第6話『雷の宿』を録画視聴。ネタバレ注
意です。
雷が大の苦手な子分の辰五郎を置いて、佐七が雨をしのげる場所を探して見付けたの
は、酒問屋「小松屋」の寮。声を掛けても返事がなく、開け放しであることから上がり
込んだ佐七は、若い女の死体を発見。直後に後ろから殴られ昏倒したあと拘束され、よ
そへ運ばれる。雷に腰を抜かしていた辰五郎がようやく追いつき、同じく女の死体を見
付けると、すぐに飛び出し、同じく子分の豆六を連れて戻ってくる。が、そこに死体は
なく、三人の男女――小松屋の息子・宗七、質屋「銭屋」の息子・米三郎、芸者のお夏
――がお喋りに興じているのみ。宗七は一日中この寮にいたが、何事もなかったと答え
る。家捜しをした辰五郎らだったが、佐七親分も死体も見付けられず、退散するほかな
かった。
一方、意識を取り戻した佐七は、監禁場所の小屋(銭屋の看板が転がっていた)から
脱出。無事に家に戻る。問題の女――米屋「俵屋」の娘・お国の死体が河原で発見され
たと分かり、調べに乗り出すと、宗七はお国と縁談が進んでいる一方、芸者のお妻との
縁切りに腐心していたと分かる。お妻が嫉妬からお国を殺したとも考えられたが、河原
まで運び出せるかどうか。行方の知れないお妻を探し、宗七の兄貴分である米三郎の身
辺を洗う佐七。そんな調べをあざ笑うかのように、お妻も死体となって見付かる。その
上、お夏までもがいなくなってしまった。――中盤辺りまで、こんな具合です。
上の粗筋では触れていませんが、観ていれば、お国殺しの犯人は米三郎であり、宗七
に嫉妬を抱いていること、その宗七は同じ日にお妻を殺したと思しきことが分かるよう
になっています。で、米三郎が宗七をコントロールして、罪を逃れようとしている。
そういった展開はいいんですが、この米三郎の計画が凄まじいというか何というか、
何人殺そうがかまわないって感じなんですよね。その割に、佐七だけは気絶させて閉じ
込めただけで済んだのは不思議。監禁しておいて、頃合いを見て殺すつもりだったの
か? それでも監禁そのものに意味がなく、さっさと始末すべき状況だったけど。
話は進み、証拠がないなあと思っていたら、次の犯行を誘発させるパターンでした。
時代劇なんだからこういった解決を使うのは仕方がないとは言え、真っ昼間に殺そうと
するのは理解できないなー。
ではでは。