AWC 蘇る金老   永山


        
#9130/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  16/12/13  20:43  ( 28)
蘇る金老   永山
★内容
 “今年の漢字”は「金」に。「金」が選ばれるのは三度目。
 ……面白味のない、順当な結果に。
 現行の、最多得票をそのまま“今年の漢字”とする方式をやめて、上位十傑くらいか
ら選ぶスタイルにした方が、より盛り上がるんじゃないかしらん。誰が決めるのかとい
う問題はあるにしても。

 老いを感じると言えば。
 ここ数年で、月日が流れるのを早く感じるようになった気がします(という記述にあ
る「ここ数年」も当てにならない可能性があるけれども、深く考えまい)。
 話を執筆に限っても、「あのシリーズの続き、書いてみよう」と思い立って、前に書
いたシリーズ作をAWCで読み返していると、UPしたときのタイムスタンプにふと目
が行き、びっくりすることがよくあるです。十年ぐらい経ってることも当たり前になっ
てる。こんなに空いては読む側はとても内容を覚えていてはくれまいなあ……と想像し
つつ、結局は書いてしまう。

 NHKBSプレミアムで放送のドラマ「そして誰もいなくなった」最終回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 大まかな展開は、原作と同じ。つまり(日本でかなり有名であろう)一九七四年版の
映画とは違う結末で、いや〜んな感じ。感情が剥き出しになったような演出と相まっ
て、本格推理としてだけでなく、嫌ミスとしての面白さも出ていたかも。ラスト近くの
犯人の態度と最後の犠牲者の様子なんて、瓶に入った手紙で知らせるよりも映像付きの
方がそりゃ恐い。ただ、過去話と現代で進行中の物語とのバランスが悪く、スリルとス
ピード感をいささか欠いたようにも感じました。
 医師と判事が途中、意識的に行った計画と行動に関して、ラスト近くの説明では言葉
足らずになっていたように思います。ドラマでの描写だけだと、どうしてそんなことを
しようと考えたのか?が抜けている。原作小説もこのドラマみたいな感じでしたっけ?

 ではでは。





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