◇フレッシュボイス2 #1374の修正
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少し前に作品を書いているときに考えたんですけど、「津波」と聞いて抱くイメージ って、そのときの年齢とそれまでにどんな津波のニュースに接してきたかによって確実 に違うんじゃないかと思った。 物心ついてから、リアルタイムで大規模な津波の発生を知る前とあとでがらりと変わ るはず。 たとえば私の父は、チリ地震による津波が日本にまで到達して犠牲者を出したという ニュースに接している世代なので、その時点(一九六〇年)で津波は恐ろしいものとい う認識がはっきりとある。 一方、私自身は子供の頃しばらくは、津波なんて警報が出ても予測される高さはせい ぜい一メートル、実際には到達しないか、来ても二十センチ程度で終わるという認識で いました。恐ろしい津波は特撮映画の中だけの物でした。一九八三年の日本海中部地震 までは。 ただ、この辺りの時代は記録映像が少ないこともあって、強烈な印象にはならず、年 月が経てば次第に薄れがちだったかとも思います。一九九三年の奥尻島での災害発生で も、まだ映像が少なめだった。 状況が変わったと思うのは、二〇〇四年年末のスマトラ島沖地震。あのころ辺りから 携帯端末の普及により、大量の映像が記録された。しかも今まさに迫り来る波を収めて おり、恐ろしさがひしひしと伝わってくる映像だった。 このあとは言わずもがな、二〇一一年の東日本大震災で発生した津波。このときに記 録された映像により、しばらくの間は津波イコール恐ろしいものという意識は、多くの 人に共有される。 何でこんなこと書いておこうと思ったかというと、作中に「津波警報なんて全然当て にならない。来てもせいぜい数センチだろ」みたいな感じの油断しきった日本人を登場 させるには、現代はふさわしくないのかなと考えたもので。 ではでは。
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