◇フレッシュボイス2 #1321の修正
★タイトルと名前
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階級毎のボクシングナンバー1を決めるWBSSが、コンピュータゲームのeWBS Sとして、歴代のヘビー級ボクサー八名を揃えたトーナメントを開催。開幕試合では、 モハメド・アリがイベンダー・ホリフィールドを五ラウンドKOに下す。ファンからは 賛否。 これで思い出したのが、AI美空ひばりの歌やAI手塚治虫の漫画に対する、批判の 声の大きさ。上記ボクシングでAIの技術がどの程度使われているのか知りませんが、 否定的な意見の大勢を占めるのは、「アリはこんな戦い方はしない」とのこと。 AI美空ひばりをプロジェクトしたNHKは、以前にもAI大相撲として、映像の残 る歴代の横綱から九名を選んで、データ化。互いに取組をさせる番組を作っていました が、このときは賛否の賛の方が大きかったように思います。 今どうなのかなと改めて検索してみると、AI美空ひばりやAI手塚治虫は「冒涜 だ!」という声が大きいみたいですが、AI大相撲についてはそれほどでもない。もち ろん批判しているところもありますが、見付けるのにちょっと苦労するくらい少ない感 じ。 冒涜と見なすかどうかの境界線は何なんだろうと思いつつ、検索を重ねると、AI大 相撲では金儲けをしていない、というのがありました。これは、どのようなAIの使い 方なら支持できるかという観点で語られており、感情的には理解できる一方、冒涜か否 かのボーダーラインを引くには論理的でない。 AI大相撲とAI美空ひばり・AI手塚治虫とを比べると、前者は相撲を取ったのみ で、考えを語るような場面はなかった。後者は創作したり喋ったりしている。 AIが考えを代弁するような行為が冒涜と映るのか。その理屈はまあ理解できる。 でも、AI大相撲が考えを表していないかというと、疑問が残る。少なくとも、相撲 にせよボクシングにせよ戦法というものがある。戦法は思考と言い換えても差し支えな いでしょう。戦法を蔑ろにしたAI、あるいは戦法を代弁したAIはやはり冒涜になる のではないのか。 ではでは。
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