◇フレッシュボイス2 #0663の修正
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WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第六話を録画視聴。ネタバレ注意で す。 一九九五年冬、クラブ歌手の進藤マリアが絞殺死体となって公園で見付かる。捜査は 難航し、迷宮入り。 遡ること七年。バブル最盛期の一九八八年には、暴力団もその恩恵にあずかってい た。構成員の金村は、会長の命を受けて敵対勢力に乗り込み、一人を射殺、二人に重傷 を負わせた罪で、収監。三十年後の二〇一八年に仮出所した。その足で、自らに手錠を 掛けた本木刑事(現在は警視で、コールドケース担当課長代理)の元に出向き、挨拶す る。服役中の金村は本木と手紙のやり取りをしており、初期の頃は進藤マリア殺害犯を 見つけ出し、この手で殺してやると息巻いていた。金村は進藤マリアと恋仲だった。本 木からおかしなことはもう考えていないなと念を押された金村は、もしやりたくても二 年前に脳卒中を患って半身不随に近い身体では無理だと答える。だが、その目に不穏な ものを感じた本木は、進藤マリア殺しの洗い直しを始める。 金村が属していた組は代替わりし、当時は下っ端だった安野がビジネスで才覚を発揮 し、トップにのし上がっていた。金村は現在入院中の元会長を訪ねて挨拶をした後、安 野のところへ行くが、はした金を渡して追い返そうとする安野と険悪な空気になる。 本木ら刑事は、進藤マリアの働いていた店のママが、薬物絡みで逮捕拘留中だと知 り、話を聞く。すると、当時は命が惜しくて口をつぐんでいたが、今なら証言できるこ とがあるという。マリアが殺された翌日、安野が店にやって来て、従業員全員にマリア の男関係について何も喋るなと口止めをして行ったという。進藤マリアは元々、当時の 会長の愛人の一人だった。 ――中盤までの粗筋はこんなところ。 今回は、本ドラマにしては珍しく、事件の構図そのものにはさほど捻りのない展開で した。観ていてそれが分かるほど、他にはないだろうという描き方だったので、その点 に関して不満はありません。どちらかと言えば、このシンプルさでこれほどぐいぐい引 っ張る筋立てにしたのが凄い。 また「コールドケース」シリーズでは事件発生当時等過去の流行曲をBGMに使うこ とで臨場感を出すのを恒例としていますが、今回はクラブ歌手がある意味主人公とあっ て、歌が寄り身近な物語になっていたように思います。だから当時の流行曲をじゃんじ ゃん大量に挿入したかというとそうでもなく、「恋人よ」「ラヴ・イズ・オーヴァー」 「とんぼ」の三曲にほぼ絞り込んでいたようでした。それぞれインパクトのある曲だか らか、このやり方は非常に効果的で、ストーリーともマッチしており、印象に残ったで す。 もしも米国版コールドケースなら途中で金村は消されちゃうんじゃないか、という展 開もありましたが、そうならずに何だかほっとした(苦笑)。奥田瑛二の熱演もあっ て、ついつい応援しちゃいましたよ。 ではでは。
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