◇フレッシュボイス2 #0633の修正
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WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第二話をメンバーズオンデマンドで 視聴。ネタバレ注意です。 一九九六年の冬。官僚の父親を持ち、期待を掛けられていた高校二年生の佐伯慎一が 公園の一角に生き埋めにされて殺される。未解決のまま、時間が過ぎた。 二〇一八年。自称犯人が警察に現れる。山田太郎と仮名を名乗った中年男は、非公表 の情報――遺体のそばにあった遺書めいたメモ書きの内容を知っていた。また、山田が 持ち込んだシャベルには被害者の血液と他にもう一人の血液が付着。二人目はまだ発生 から間もないと思われた。 山田によれば、友達との勉強会と称して遊びに出た慎一は最終バスを逃し、山田の運 転する乗用車に乗せてもらう。その車中でいきなり死を宣告し、腕尽くで従わせて死に 場所を選ばせたという。 もう一人の被害者は今夜襲ったという山田。急げばまだ助かるかもしれない。その件 について口を開くのと引き換えに、山田は慎一の両親との対面を望む。そして両親をひ としきり挑発して、激怒させる。 その後、山田の話の断片をヒントに、二人目の被害者の見当が付く。二宮という身寄 りのない十七歳少年が二人一組で車上荒らしをしているところに出くわした山田は、警 察に突き出すふりをして車に乗せた。 一方、警察は山田の身元をどうにか調べ上げ、彼の妻の元に急行する。そこで聞かさ れたのは、山田こと藤原が薬害エイズの被害者であり、一九九六年当時は空気感染する だの同性愛者だのと散々に差別されていたという話だった。その事実を突きつけられる と、藤原は、死が突然迫ったときに人がどんな態度を取るのかを知りたかったと語り出 す。 ――終盤手前までの粗筋はこんなところで。 前回のレベルを維持しており、面白い。今のご時世、特定の病気を殺人の動機に絡め るなんて地上波ではちょっとやりにくいと思うんですが、WOWOWの強みかな。同性 愛がただそれだけで誹られる点もしかり。時代を遡ることで、緩和できている部分もあ りましょう。また、伏線を冒頭でぬけぬけと示している辺り、心憎い。 犯人役のゲスト俳優が宮藤官九郎と、今回も豪華。なかなかのはまり役でしたが、ち ょっと年齢がそぐわない気がしないでもなし。 もう一つ気になったのは、一人目の被害者の設定が活かし切れていないように思え た。受験生であるとか父親が官僚とか、エピソード作りには事欠かない設定だと感じた んですけどね。視聴者にそう思わせること自体が作り手の狙いか? ではでは。
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