◇フレッシュボイス2 #0524の修正
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だいぶ昔、「家族対抗歌合戦」的な番組の芸能人大会で、芸能人夫婦が唄っていたと 記憶してます。 当時ヒット中だったかどうかは覚えていませんが「三年目の浮気」の替え歌で、多 分、男(夫)が考えたオリジナル。「三年目」のところを「三回目」と言い換えたほ か、全体にコミックソング調になっていたかな。検索すればすぐに出て来ると思ったの に、全く見付からず。 WOWOWで放送の映画「三度目の殺人」(二〇一七年 日本)を録画視聴。多少の ネタバレ注意です。 弁護士の重盛(福山雅治)は、扱う事件の真相がどうであろうと、依頼者の勝利を優 先する主義でこれまで戦ってきた。あるとき、弁護士仲間の摂津(吉田鋼太郎)から、 刑事事件弁護の応援を頼まれる。その被告人・三隅(役所広司)は、言うことがころこ ろ変わり、摂津も手を焼いていた。三十年前にも殺人の前科があり、その件に関しても 死刑の可能性があると思われていたが、重盛の父で裁判官の彰久(橋爪功)により、無 期懲役の判決が下っていた。因縁を感じ取った訳でもないが、引き受けた重盛だった が、面会した三隅の話は事前に摂津から聞いていたのと少し違う。 検察側が描いた事件の構図は――三十年前の殺人で服役していた三隅は、出所後に雇 われた工場を程なくして解雇され、社長の山中に怨みを抱くと同時に金にも困ってい た。ある日の深夜、社長を工場近くの河原に呼び出した三隅は、背後からスパナで社長 を殴打。倒れたところをさらに殴り続けて殺害。工場から持って来たガソリンを遺体に 掛け、財布を奪うと、遺体に火を放って燃やした、というもの。捜査段階で三隅は自白 しており、財布を持っていたことや手に火傷を負っていたこと等も考え合わせ、裁判で は犯人性を争わず、計画的な強盗殺人かそれとも殺人+窃盗なのかが争点になる見込み だった。ところが、三隅や被害者の周辺を調べれば調べるほど、重盛らを煙に巻くかの ような話が出て来て、困惑することになる。 粗筋というか序盤三分の一くらいまでがこんな感じ。その後も煙に巻く展開はずっと 続くんですが。 私はこの映画のテレビコマーシャルを見て、面白そう、観てみたいと感じた口。いわ ゆるえん罪物で、ほんとにえん罪かどうかを含めて、ミステリとしての趣向を凝らした ストーリーを期待してのことでした。福山と役所の演技合戦も見所のように煽ってお り、弁護士と被告人、二人のやり取りから真相が徐々に明らかになってくるんだろうな と。 が、終わってみると、違ってた。期待していた趣向ではなかった。でもまずまず面白 かったと言えます。すっきりした終わり方ではありませんでしたが……。 主役は福山でも役所でもなく、裁判そのものが主役だったんだなと感じたです。これ 以外にも細々とした仄めかしがあちこちに感じられたので、映像作品を観るのに深く考 えて読み取ろうとする人にとっては最高によくできた作品と言えるかも。個人的には、 エンターテインメントの部分をたっぷり取って欲しかったな。 ではでは。
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