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“百の凶器 1 永山
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●百の凶器 11 永山
(262行)
村上に言われてからも、沼田はしばらく口を開かないでいた。改めて、「言いにくい
ことでも、かまわないのよ。今は吐き出すための時間だから」と村上がフォローしたと
◆●連載 #1107 2018/03/23
●百の凶器 12 永山
(189行)
柿原が所々で補足しつつ、橋部が説明をし終えると、真っ先に反応をしたのは湯沢だ
った。
「あ、あのことで橋部さんの意見を聞いていたのね。私ったら、知っていたのに、全然
◆●連載 #1108 2018/04/15
●百の凶器 13 永山
(256行)
「ああ」
元々隠していないし、部内では周知の事実。特に力むこともなく、淡々と肯定する柿
原。彼の左手には神経の障害があり、自由に動かせないし、力もまともには入らない。
◆●連載 #1109 2018/04/27
●百の凶器 14 永山
(208行)
「やれやれ。こんなにも君と相性が悪いとは、ここに来るまで思いもしなかったよ、湯
沢さん」
真瀬が肩をすくめ、音を立てて椅子に座り直した。
「聞いてやる。言ってみろ」
◆●連載 #1110 2018/05/05
●百の凶器 15 永山
(257行)
問い掛けられた側は、様々な反応――表情を覗かせた。
柿原が真っ先に気になったのは、湯沢だった。彼女は、二択なんて生温いと言わんば
かりに、橋部と真瀬を交互に見据えている。僕の無実を信じててくれている、そう感じ
◆●連載 #1120 2018/12/26
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